誘う森

”誘う森”  吉永南央著  東京創元社
筆者の作品は初読み。
 群馬期待の若手女流作家のようだ。
本作品は森での自殺防止のボランティアに力を注いでいた妻が、
 自殺をするつもりだった男が所持していた毒薬で自殺をしてしまった。
殺されたのではないかと疑う夫は真相を探るのだが・・・
 知っていた様で知らなかった謎に包まれた妻や実家の秘密。
造り酒屋でのしきたりと血生臭い悲しい一家の謎。
 自殺者が多発する妖しい森の不気味な雰囲気が良いが、
  読後感があまりスッキリしない。

 

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