スポーツ報知 金山選手インタビュー

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    2008年04月29日 13:07 visibility117

フットサル日本代表が アジア選手権(タイ・バンコク、5月11日〜18日)に向けた
強化合宿を兵庫・アスパ五色で開始。
 5月1日、4日にウクライナ代表と壮行試合を行い、 決戦の地、タイに向かう。
毎年行われるアジア選手権だが、今年は格別の意味を持つ。
W杯ブラジル大会(9月30日〜10月19日)の出場がかかっている。
 アジアの出場枠4をめぐって行われる準々決勝は、 地元タイとの対戦が濃厚。
完全アウエーでの激戦が必至。
抜群のスピードと気迫で日本代表をひっぱる 金山友紀(30)に
アジア選手権に向けた意気込みを聞いた。

―スペイン代表戦の感想は
 「代表に選ばれたばかりの頃(2002年)
16―0で大敗して以来の対戦。
この数年間の色々な経験と成長を確かめたいと思って試合に臨んだ。
点差は縮まって守備はある程度できたけど、攻撃に関しては、 何もさせてもらえなかった」

 ―スペイン代表の印象は
「すべてにおいてムダがない。スキがない。レベルが高い。
選手ひとりがどんなプレーをするのかではなく、
チームとしてどんなプレーをするのかが大事だと思い知らされた」  

―木暮、小野、鈴村らと組む「海外組セット」の手ごたえは
「実戦がほぼ1年ぶりなので、感覚を取り戻すまでに時間がかかったけど、
それぞれの役割が明確なので、不安はない」  

―サッポ監督から求められていることは
「前線からの積極的なディフェンスと、空いているスペースにどんどん飛び出していくこと」  

―アジア選手権に向けて、現在の心境は
 「組み合わせが決まって、だんだん気持ちが高まってきた。
対戦相手のことなどを頭の中でシュミレーションしている。 気持ちを入れて、
1日1日しっかり準備をして、ベストなコンディションで臨みたい」

アジア選手権を直前に控え、決意を語る金山友紀 ―昨年はイランに敗れ、優勝を逃した
 「去年、悔しい思いをしたので、借りを返したい。
でも、イランを意識しすぎると思わぬことろで足元をすくわれるので、
1戦1戦大事に戦っていきたい。 中でも準々決勝がW杯出場をかけた激戦になる」

 ―4強入りでW杯出場が決まる 「どこの国もW杯出場に向けて死に物狂いでくる。
W杯には、まず出場することが大事だけど、ベスト8、ベスト4に入れるように頑張りたい。
 世界の舞台でどれだけ通用するのか、自分の力を試してみたい」  

―改めて目標は 「これまでも優勝以外考えたことはない。
やるべきことをしっかりやって優勝をつかみたい」  

◆金山 友紀(かなやま ゆうき)1977年9月2日生まれ。
島根県出身。163センチ、60キロ。
ピッチを駆け抜けるスピードとゴール前に飛び込むガッツが持ち味。
日本代表、ペスカドーラどちらにおいてもその存在は欠かせない。Fリーグ通算17試合出場11得点。  

◆海外組+金山の連係注目 金山が日本代表のキーマンだ。
サッポ監督はスペイン遠征や国内での合宿を通じて、
浦安の4人(稲田、藤井、小宮山、稲葉)の「浦安セット」、
 スペインで活躍する3人(木暮、鈴村、小野)+金山の「海外組セット」で練習を行い、
アジア選手権でもこの2つのセットをベースに戦っていくことが予想される。
 前回の得点王、木暮ら海外組と金山との連係が優勝への鍵となる。

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