2018:A代表:親善試合:中立:vsパラグアイ「対ハイプレスが本番での重要ポイント」

パラグアイvs日本:2-4
得点者:21オスカル・ロメロ(20アントニオ・バレイロ)、14乾 貴士(10香川 真司)、14乾 貴士(10香川 真司)、オウンゴール(9フェデリコ・サンタンデール)、6リチャル・オルティス、10香川 真司(15大迫 勇也)

1、チーム情報&評点

評価基準

良:1~5:悪

パラグアイ

監督

グスタボ・モリニゴ:3.5

スタメン

21オスカル・ロメロ:2.5、9フェデリコ・サンタンデール:3.0、20アントニオ・バレイロ:3.0
8アンヘル・カルドソ:3.0、15リチャル・サンチェス:3.0
6リチャル・オルティス:2.5
13フニオール・アロンソ:3.5、4ファビアン・バルブエナ:3.5、3グスタボ・ゴメス:3.5、2アラン・ベニテス:3.5
1フスト・ビジャール:3.5

リザーブ

GK:12アルフレド・アギラル、22ヘラルド・オルティス
DF:5ブルーノ・バルデス、14フアン・マルセロ・エスコバル
MF:10ウィリアム・メンディエタ、16ロベルト・ピリス、17アレハンドロ・ロメロ
FW:7アルナルド・サナブリア、11アンヘル・ロメロ

途中交代

1フスト・ビジャール→12アルフレド・アギラル:3.5
3グスタボ・ゴメス→5ブルーノ・バルデス:3.5
8アンヘル・カルドソ→11アンヘル・ロメロ:3.5
20アントニオ・バレイロ→17アレハンドロ・ロメロ:3.0
21オスカル・ロメロ→7アルナルド・サナブリア:3.0

 

日本

監督

西野 朗

スタメン

9岡崎 慎司:2.5
14乾 貴士:1.5、10香川 真司:1.5、13武藤 嘉紀:2.5
7柴崎 岳:2.0、16山口 蛍:2.5
21酒井 高徳:2.5、3昌子 源:2.5、2植田 直通:2.5、6遠藤 航:3.5
12東口 順昭:2.5

リザーブ

GK:1川島 永嗣、23中村 航輔
DF:22吉田 麻也、20槙野 智章、19酒井 宏樹、5長友 佑都
MF:17長谷部 誠、18大島 僚太、8原口 元気、11宇佐美 貴史、4本田 圭佑
FW:15大迫 勇也

途中交代

12東口 順昭→23中村 航輔:2.5
6遠藤 航→19酒井 宏樹:2.5
13武藤 嘉紀→15大迫 勇也:2.0
9岡崎 慎司→8原口 元気:2.5
14乾 貴士→11宇佐美 貴史:評価不可

2、得点経過

パラグアイ:1-0:21オスカル・ロメロ(20アントニオ・バレイロ)

 2アラン・ベニテス?のロングスローに対して、3昌子 源と9フェデリコ・サンタンデールが競り合い、3昌子 源がクリアできず後方に飛び、20アントニオ・バレイロが頭で繋ぎます。そのボールを21オスカル・ロメロが浮き球のボールを頭の上を越えさせて、逆に持ってくると反転シュート。12東口 順昭が左に飛んで飛びつくもボールは、パラグアイから見た右隅にゴールに転がっていき、パラグアイが先制。

日本:1-1:14乾 貴士(10香川 真司)

 日本がビルトアップで繋いで、3昌子 源が前を窺ってかた縦パス。これをダイレクトで10香川 真司が横の14乾 貴士に繋ぎます。14乾 貴士は、ドリブルで寄せに来ないパラグアイのDFとMFの間を進んでいくと、シュートコースを見つけるとシュート。12アルフレド・アギラルが飛びつくも日本の攻める方向から見て右隅に突き刺さり、日本が同点。

日本:1-2:14乾 貴士(10香川 真司)

 パラグアイのカウンターを防ぐと、そこから細かく縦に繋いで、前を目指す。パスを受けた13武藤 嘉紀は、クロスを打つと見せかけて、ニアにいた10香川 真司に預ける。10香川 真司は、1タッチでフリックさせると、14乾 貴士が後ろから助走をつけて、低く抑えた速いグラウンダーのシュートを放つ。12アルフレド・アギラルは、今度は触るが、無情にもそのボールは、ゴールに転がっていき、またしても日本の攻める方向から見て右側に決まって、日本が逆転。

日本:1-3:オウンゴール(9フェデリコ・サンタンデール)

 21酒井 宏樹が激しいチェイシングで、4ファビアン・バルブエナを奥に追い詰めると、4ファビアン・バルブエナが、ラインを割ってないのにボールを持ってしまいハンドで、FK獲得。
 このFKを7柴崎 岳が蹴り、その先にいた9フェデリコ・サンタンデールがクリアしようするが、失敗し、不運にもゴールネットを揺らしてしまい日本が大きな追加点を決める。

パラグアイ:2-3:6リチャル・オルティス

 パラグアイのFKを10ウィリアム・メンディエタのボールは一度日本のDFがクリアします。しかし、その毀れ球が6リチャル・オルティスの下へ転がり日本の選手が慌てて寄せにいきます。それでも、しっかりミートされたミドルシュートを打たれ、日本の選手がブラインドになったのか23中村 航輔の反応が遅れ、23中村 航輔が右に飛びつくも間に合わず、パラグアイの攻める方向から見て左側に突き刺さって、パラグアイが、終了間際に1点を返してきました。

日本:2-4:10香川 真司(15大迫 勇也)

 パラグアイが後ろから組み立てて行くが、7柴崎 岳?が6リチャル・オルティスのトラップミスを見逃さずボールを奪取すると、ボールを15大迫 勇也の下へ行く。15大迫 勇也は、ドリブルで少し引き付けてから10香川 真司に預ける。10香川 真司は、4ファビアン・バルブエナをドリブルでかわすと、寄せに来た選手の動きも見極めて、シュートコースに打ち切り、12アルフレド・アギラルは、一歩も動けず、日本が駄目押し点を決める。

3、数値評

評価基準

良:A~E:悪

パラグアイ

攻撃評価:C
守備評価:E
采配評価:C
総合評価:D

日本

攻撃評価:B
守備評価:D
采配評価:C
総合評価:C

4、文章評

1戦目と2戦目とは、大きくメンバーを変えて臨んだ1戦。その効果は、試合開始直後から前からのプレスをという形で現れる。1戦目顕著だった前からのプレスの緩さは、改善されて、行くべき時にしっかり行く。こういった連動性が少し見える様になっていました。
まだまだ、誘い込んで奪う事や、選択肢を連動して減らすなどの域には達していないものの各自の判断でしっかり出来ていました。

 そして、攻撃では、14乾 貴士、10香川 真司の関係性も良く、後ろから前に付けるパスも有効であった。
 ただ、パラグアイの守備の仕方が、西野ジャパンの1戦目や2戦目の様に前からのプレスがかなり緩かったので、ある程度自由に出来た面は、大きいと思います。しかし、それでもそういった状況であれば、士気の面で差があったとしてもここまで出来る。そういった自信を持つに十分な内容と結果であったとお思います。

 この試合の結果と内容を持って、西野ジャパンのチームとしての可能性を信じる力を持つことが出来たという意味で、有意義な1戦になったと思います。サポーターの信頼回復にも繋がる部分もあると思いますし、良い形で本戦に臨む事が出来たと思います。

5、試合評

Man Of the Match(MOM):14乾 貴士(日本)
Most Impressive Player(MIP):21オスカル・ロメロ(コロンビア)
満足度:7点(10点満点)

6、会場別成績(西野ジャパン)

国内

日産スタジアム:0勝0分1敗

国外

スタディオ コルナレド:0勝0分1敗
チボリ シュタディオン:1勝0分0敗

7、大会別成績(西野ジャパン)

親善試合

1勝0分2敗(4得点6失点:-2)

8、通算成績(西野ジャパン)

勝敗(3試合)
1勝0分2敗

得失点
4得点6失点(-2)

ホームスコア
1試合:0勝0分1敗:0得点2失点

中立スコア
2試合:1勝0分1敗:4得点4失点

アウェースコア
0試合:0勝0分0敗:0得点0失点

ゴール(全4ゴール)
香川 真司×1、乾 貴士×2
オウンゴール×1

アシスト(全3アシスト)
大迫 勇也×1
香川 真司×2

得点の形(4得点:流れ×3、セットプレー×1)
パス(右足)→ドリブル→シュート(右足)×2
パス(フリック)→ダイレクトシュート(右足)×1
FK→クリアミス→オウンゴール×1

失点の形(6失点:流れ×1、セットプレー×5)
クロス(左足)→折り返し(頭)→ボレーシュート(右足)×1
PK(左足)×1、PK(右足)×1、FK(右足)×1
FK(右足)→クリア→ミドルシュート(左足)×1
ロングスロー→頭→頭→ボール&体の反転ボレーシュート(左足)×1

得点時間帯(4得点:前半、後半×4)
1分~15分、16分~30分、31分~45分、前半AT
46分~60分×1、61分~75分×1、76分~90分×1、後半AT×1

失点時間帯(6失点:前半×3、後半×3)
1分~15分×1、16分~30分、31分~45分×2、前半AT
46分~60分×1、61分~75分、76分~90分×2、後半AT

日本から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)

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