皆既日食見えなかった

  • viva
    2009年07月22日 20:28 visibility170









 


 


残念ながら見る事ができませんでした..妻はメキシコで見ています..マヤ文明の地を訪れると天文学や暦に対する執念みたいなものを感じます 現存するマヤの古文書のひとつ「ドレスデン・コーデックス」には、木の皮で作られた用紙に、赤と黒の染料で様々な象形文字が描かれている。そして後の研究者の解読によれば、この古文書には金星の運行記録などが記されており、さらには数ページに渡り、日食周期とおぼしき数字が記されている箇所もあるという。

ドレスデン・コーデックス 例えばあるページに記されたひとまとまりの象形文字群は、数字の「177」を表しており、その後には「148」を表す文字群が続き、さらに日食を表現した絵文字が記されている。これらの数字は日数を意味し、数ページに渡って記された数字を足していくと、これが32年以上の歳月をカヴァーした“リスト”が浮かびあがってくる。

アンソニー・F・アヴェニ教授は、1980年に発表した著書『Skywatchers』のなかで、この“リスト”と日食周期の関係を説明している。まず「177」と「148」という数字は、それぞれが6朔望月(月の満ち欠けが一巡する周期)ならびに5朔望月の日数とほぼ一致する。ひとたび日食が観測された場合、この表に照らし合わせて計算していければ、次に日食が起きる日取りが予測できるのだ。

また「177日間」「325日間(177+148)」「354日間(177+177)」......これら3つのインターバルは、日食や月食周期の計算にしばしば利用される数字でもある。さらにこの古文書には、長期間に発生しうる(周期)誤差にも配慮がなされ、「177」の代わりに数回ほど「178」という数字が用いられている。

これら一連の方法論は、現代の日食予測にも適応できるほどであり、いかにマヤ人たちが複雑な天体運行を解明していたかが、一連の古文書から浮き彫りになってこよう。


 


 


 

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