☆外地で唯一の甲子園初出場準優勝校~嘉義農林~


夏の選手権大会において初出場で準優勝を成し遂げた学校は以下の12校である。


市岡中(大阪)
神戸商(兵庫)
海草中(和歌山)
嘉義農林(台湾)
育英商(兵庫)
鳴門(徳島)
土佐(高知)
早鞆(山口)
防府商(山口)
新居浜商(愛媛)
常総学院(茨城)
済美(愛媛)











1931年(昭和6年)第17回全国中等学校優勝野球大会おいて、外地で唯一甲子園初出場で準優勝を成し遂げた嘉義農林の実話を基にした映画「KANO」が台湾で公開されているようだ。我々中等學校マニアとしては、第12回夏の大会で夏5度目の出場で準優勝を成し遂げた大連商(満州)と共に忘れてはならない学校である。
嘉義農林は1919年に創立され、現在は国立嘉義大学となっている。
野球部は1928年に創部され、夏の大会予選には同年の第14回夏の予選に初参加した。
甲子園には春1回、夏4回出場、通算成績は5勝5敗(春0勝1敗 夏5勝4敗)である。




第17回全国中等学校優勝野球大会における嘉義農林の戦績は以下の通りである。


2回戦 神奈川商工(神奈川) 3-0
準々決勝 札幌商(北海道) 19-7
準決勝 小倉工(福岡) 10-2
決勝 中京商(愛知) 0-4



第2回大会以来の初出場校同士の決戦となったこの試合は、中京商は嘉義農林のエース呉を攻め、3回に適時打で先制、4回に暴投で加点し計4点を奪った。
嘉義農林は準決勝までの3試合で32点を奪った強打線が中京商の吉田にかわされ、3回、6回、8回の得点機を逸して完封負けとなり外地の学校初の栄冠はならなかったが、多くの中等学校野球ファンに感動を与えた。



参考までに外地の甲子園通算成績は以下の通りである。


台湾 12勝21敗(春1勝3敗 夏11勝18敗)
満州 12勝20敗(春の出場なし)
朝鮮  8勝20敗(春の出場なし)



第100回夏の記念大会には外地の高校が参加しての大会になるという噂が極一部でありますが、本当なのかしら?(´・ω・`)


 


 


以上です。













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