
その塊は違うモノ
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茶柱立乃助
2013年04月09日 02:59 visibility604

日曜日は熊谷さくら運動公園野球場に巨人対西武のイースタンリーグ公式戦を見に行ってきました。
3週間ぶりに舎人さんと一緒です。
高崎線の車内で合流し、顔を見合わせるなりラブラブGトークを繰り広げました。
まず僕達がしたのはボウカー、ロペスの両外国人の話でした。
「両外国人が揃って活躍するのっていつ以来ですかねぇ。クロマティ、呂明賜?グラッデン、コト‐?ホント記憶にないよねぇ」なんてトークをしていました。
するとその話に聞き耳を立てていた前方の女性の顔が少し綻びました。
おそらく巨人ファンの方なんでしょう、それをみて僕も嬉しく思いました。
しかし彼女がそんな表情をしていたのもほんの束の間だったんです。
僕らの口から「雨宮」という聞きなれない単語が飛び出すと、顔に?マークを浮かべていました。
次に「成瀬」と言うと怪訝な表情になりました。
でも「菅野」という最近よく耳にする大物新人単語が飛び出すと一瞬安心した表情に戻ったんですが、再度「松富」という聞きなれない単語を聞いた途端、まるで僕らを変態を見るような表情に変わったのです。
そして、そそくさとその場を立ち去ってしまいました。
僕らからするとハートフルワードである「雨宮」「成瀬」「松富」という言葉も、巨人二軍を良くしらない彼女からすると「四十八手の名前」のようにしか聞こえないのでしょう。
やはり二軍好きは巨人ファンの中ではマイノリティなんだなと確認させられる出来事でした。
まあ実際に滑舌が悪い僕の口から発すると「松富」が「松葉くずし」に聞こえてもまったく不思議ではありませんけど。
そうこうしているうちに目的地の籠原駅に到着しました。
駅からタクシーに乗り10分で球場に到着、バックネット裏に陣取り、慣れた手順でレポ屋の準備にとりかかります。
試合開始30分前には準備万端、空は初夏を思わせる青空です。

まだ試合開始まで少し時間がありました。
そのうちになんだかもよおしてきたので、焼きそばを食べながら地元の女子ダンスチームに魅入っている舎人さんに一言告げ、トイレに向かいました。
「ふぅ」と一息吐き、トイレから帰ってくると、僕の席の周りがなぜだかびしょびしょに濡れて、さらに氷まで散乱していました。
どうやら女子ダンスチームに夢中になりすぎた舎人さんが、うっかりカップに入ったお茶をこぼしてしまったみたいです。
「しょうないおじさんだなぁ」と笑いながら席の周りを拭きました。
今思えばこの出来事が後の惨事を予見していたのかもしれません。
試合開始20分になるとスタメンが発表されました。
なかなかの魅力的なオーダーに心踊りました。
(舎人さん日記参照)
しかし試合開始10分前、なんだか雲行きが急速に怪しくなってきました。
頬に嫌なモノが当たります、雨です。
しかも感触的に大きい雨粒なのはすぐに理解出来ました。
バックから折り畳み傘を取り出し「舎人カメラ」を守る準備に取り掛かりました。
ポツリと降りだした雨はあっという間に土砂降りです。
間一髪の所で間に合いました。
しかししばらくすると「カン、カン」と聞きなれない音とともに傘越しに重みを感じました。
なんと雨が雹に変わったのです!
直径にして1cm大くらいでしょうか、結構な大きさです。
衝撃で壊れそうな傘で必死にカメラを守りました。
その時です。
横から嬉しそうにはしゃぐ大人の声が聞こえました。
舎人さんです。
下を指さし「ホラホラ見て見て!こんなに大きい雹が降ってきたよ!」と言っています。
舎人さんの指が示す先を確認するとそこにあったのは雹ではありませんでした。
先程こぼした氷です。
「やったぁ!さっきこぼしたのこれで誤魔化せちゃうよ!」と嬉しそうに笑っていました
この状況化でも呑気な舎人おじさんにさすがの茶柱も苦笑いしか浮かびません。
そうこうしているうちにグラウンドは水浸しです。

しかしその半面、雹は止み、雨も小粒になってきています。
遠くの空には青空も見えます。
「これなら大丈夫かな」一瞬そう思いましたが、次のアナウンスで地獄に叩き落とされました。
「お客様には誠に申し訳ありませんが、グラウンドコンディション不良につき本日の試合は中止させて頂きます」
生まれてはじめてバイきんぐ小峠さんのように叫びました。
「なんて日だ!」と。
横を見るさっきまではしゃいでいた舎人さんもさすがに意気消沈です。
「今シーズン早くも2回目だよ・・・」。さすがに可哀想すぎる。。。
帰り道、落ち込んだ僕らを癒してくれたのは、ジャイアンツバスの中から笑みを浮かべながら手を振ってくれた今日の先発予定だった今村と、秩父鉄道ののどかな駅の光景でした。




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- 事務局に通報しました。

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