
平日は別の顔、そしてあなたはやっぱりガッツ。(2013年6月4日プロ・独立リーグ交流戦巨人対新潟アルビレックス)
-
-
茶柱立乃助
2013年06月06日 03:40 visibility781
―午後0時05分―
結局、全員がスケベだったミニモニのメンバー3人の事を、股間を”つんく”と膨らましながらなんとなく考えて電車に乗っていると、目の前にこんな本の広告がありました。
―”強運”か、、、そういえば今年はあまり観戦運が強くないなぁ、、、去年はあんなにサヨナラのシーンをみれたのに。。。
まあでもそれも仕方ないといえば仕方ないのです。
なぜならここまでの巨人二軍の成績は22勝25負2分と負け越していますから、自然と負け試合を見る確率も高くなるわけです。
―今日の観戦は”強運”であって欲しいな。。。
そう思いながら物思いに耽っていると、いきなりやってしまいました。
”稲城駅”
いつの間にか電車を乗り過ごしてしまってしまっていたのです。
―ハァ、、、幸先悪いなぁ、、、スケベなミニモニの事考えすぎたか、、、、こりゃ今日も先が思いやられるよ。。。
自分の間抜けさに呆れつつ、電車を降りました。
―午後0時35分―
ジャイアンツ球場到着です。
幸いな事に反対方向の電車はすぐに来てくれたので最低限の時間のロスで済みました。
球場内に入ると、既に今日の先発バッテリーがスコアボードに発表されていました。
””田原啓吾―芳川”
―やったぁ!初の生田原啓吾だ!
今年のルーキーの中で唯一生で観戦出来ていなかった、高卒育成ルーキー左腕の田原啓吾をようやく見る事が出来ます。
まもなく本日のスタメンも発表されました。
”3番大田、4番坂口、5番辻”
なんという素晴らしいクリーンナップでしょうか!
―数年後にこんなクリーンナップが1軍で見れたらなんて素敵だろう。。。
考えただけで胸が高鳴ります。
スタメン発表が終わるとともに、隣にスーツ姿にサングラスを大きなリュックを背負った男性が腰を降ろしました。
ジャイアンツ球場によく行かれる方はご存知だと思いますが、一般のお客さんで球場にスーツ姿で来られる方は滅多にいません。
球場にスーツ姿で来るのは、殆ど場合どこかの球団のスカウトの方なのです。
―どこの球団のスカウトの人かな?
ふと横目で見て確認して見ました。
するとそこには・・・・・・・・・・・・・・・
メッツの大慈弥スカウト、、、、、、
、、、風の舎人親方でした。。。
舎人親方「どーも、どーも、お待たせしました。」
茶柱「なんだぁ!舎人親方かぁ!スーツなんか着てるからスカウトの人かと思いましたよ!」
すっかり忘れてましたが、舎人親方は一応会社員なのです。
今シーズン初めて平日に一緒の観戦だったので平日はスーツ姿だったのをすっかり忘れてました。
舎人親方「ご飯食べた?」
茶柱「いえ、朝ご飯は食べたけど昼はまだです。」
そう茶柱が返事をすると、親方は売店でメキシカンドック的な物を買ってきて茶柱にご馳走してくれました。
舎人親方といい、侍miyaさんといい、元大阪爺さんといい、ラボーラの気の良いおじさん達は茶柱に食べ物をご馳走してくれて感謝感謝です。
頂いたメキシカンドック的な物をほうばりながらレポ屋の準備をしていると、後攻の巨人の選手達が元気よくグラウンドに飛び出してきました。
いよいよ試合が始まります。
巨人先発の田原啓吾は初回1点をとられるものの、落ち着いて投げていてまずまずの立ち上がりです。
田原啓は、今中と大野豊を混ぜたようなフォームで、肩関節が非常に柔らかくて腕が最後まで出て来ません。
ストレートはまだ発展途上ですが、スローカーブが特に素晴らしい。
80km代前半のスローカーブなんて滅多にお目にかかれませんから。
その裏の巨人の攻撃。
先頭のルーキー大累がセンター前ヒットで出塁すると、1軍復帰秒読み段階に入ったボウカーがレフト前にポテンヒットで続きます。
大田は凡退したものの、4番坂口がセンター前にタイムリーを放ち、あっさり巨人が先制。
そして続く打席には怪我から復帰して約1週間経った、ドラフト3位ルーキーの辻東倫が入ります。
2日前に見た辻東倫はまだ実戦勘が戻っていないようで、打席で投手に対して立ち遅れている感じが目立ちました。
しかし今日はそういう事もなくバッチリタイミングがあっています。
―今日は良い感じだなぁ。
1球目を見送って、続く低め136kmのストレート捉えると打球は右中間へ―
打球はゆっくり落ちて芝生の上で弾みます。
センター前ヒットです!復帰後初ヒットです!
1塁ベース上で嬉しそうな顔をする辻東倫。
我々の顔も綻びます。
これで1死満塁。
そして続く丸毛がの打球はライトフェンスを直撃!
走者一層の3点タイムリーツーベース!、、、となる筈が、走者の判断が悪くたったの1点止まり、、、次打者高橋洸のサードゴロの間にもう1点追加するものの、なんだか非常に勿体無い攻撃で終了しました。
逆転して貰った先発の田原啓は2回、3回と無失点で切り抜けお役御免と思いきや4回も続投、、、”大丈夫かなぁ”と思っていると案の定スタミナが切れたようで同点にされて降板。
しかしながらまぁよく投げた方だと思います。
心配になったのは続く育成2年目の森の方でした。
森については舎人親方が書かれると思うので割愛しますが、簡単に言うとダイナミックなオーバースローが魅力の無いサイドスローに近いフォームに。。。
そんなものが通じるわけもなく、ボロボロで5失点と試合を壊してしまいました。
森以降の須永、公文、田中太一は素晴らしかったですよ。
特に公文と田中太一は森とは違い、良い方向にフォームが改良されていて今後が楽しみになる投球でした。
第1打席でヒットを放った辻東倫は勢いに乗り、2打席目、3打席目もヒットを打って3安打猛打賞の大活躍で復活を印象付けました。
辻東倫に関して最初は佐々木誠だと思っていたのですが、今回改めて見てみると、彼は佐々木誠じゃなくて、高橋由伸なんじゃないかと思い直しました。
いずれにせよ事、打撃に関しては天才的な資質を感じる選手なのは間違いありません。
今後が本当に楽しみです。
巨人ルーキー辻東倫ついに復活!三方向に打ち分ける見事な猛打賞!
しかしながらそんな辻東倫の活躍も生かせないのが今の巨人二軍です。
結局1回以降は無得点で新潟アルビレックスに負けてしまいました。
まあでも16対0の試合に比べれば見所がいっぱいあっただけ全然マシです。
徐々に観戦運が上がっていると前向きに捉えながら舎人親方と家路へ向かいました。
―追伸
あの時カッコ良かった小笠原が、、、
あの時大爆笑させてくれた小笠原が、、、
今日は僕を泣かせました。。。
やっぱりガッツ、あなたはガッツ。
- favorite15 chat4 visibility781
-
navigate_before 前の記事
巨人二軍簡単実況中継対ヤクルト5月19日(日)府中市民球場
2013年5月19日 -
次の記事 navigate_next
西の駅から32~初夏~僕の失敗(2013年6月1,2日イースタンリーグ公式戦巨人対ヤクルト観戦記&動画)
2013年6月4日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件