
イタルは小粒でピリッと辛い(2013-07-15イースタンリーグ公式戦巨人対日本ハム観戦記)
-
-
茶柱立乃助
2013年07月18日 00:54 visibility1032
―7月14日(土)午後4時15分―
目の前はゲリラ豪雨です。
少し前まで「ちょっと雨が降ってくれた方が涼しくなるし、Tシャツから女子のブラが透けるのでいいですね♡」と舎人親方に中2の男子のような軽口を叩いていた事が嘘のようです。
グラウンドには既に大きな水溜りが出来ています。
誰の目にも、もう時間の問題である事はあきらかでした。
「本日の試合はグラウンドコンデション不良により中止となりました」
終わりを告げるアナウンスが響き渡ると、粛々と後片付けに取り掛かりました。
―残念だけど仕方ないな、、、疲れも溜まっているし、家に帰って寝るか。。。
そう思っていた所、隣からこんな声が聞こえてきました。
「まだ帰りたくないの・・・」
”男なら1度は言われてみたい言葉ランキング”のTOP3に間違いなく入るであろうこの言葉。
発言したのが可愛い女子であったならその晩は刺激的な夜になる事間違いなしですが、悲しいかな隣にいるのは40も半ばの所帯持ちのおじさんです。
ドキっとなどする筈もありません。
しかしながら隣のおじさんがやたらと「”刺激的な所に連れて行ってあげるから♡」というもんだから、なんとなくソノ気になってしまい、一緒に行く流れになってしまいました。
―どんな刺激的な所に連れて行ってくれるのかしら、、、ムフフのフ♡♡♡
と、脳内ハードデイスクの容量限界まであらぬ妄想をしていた僕の目の前に飛び込んできたのは想像していたのとは違う刺激でした。
タンタン、たんたん、タンタタン、担々麺です。
そうです、舎人親方は刺激的に美味しい坦々麺のお店に連れてきてくれたのです。
―そっちの刺激物か。。。
期待していた刺激物とはまったく違うモノに、タンタンではなくチンチンも一瞬にして萎みましたが、目の前に出てきた坦々麺が今まで食べて事のないような香り豊かなエビベースの品の良いスープで、美味いのなんのって。
おまけに食後には杏仁豆腐とジャスミンティーまでついてきました。
店内に女子が多いのも納得のサービスです。
求めていた刺激では無かったものの、美味しい担々麺が食べられて舎人親方に大感謝です。
「それじゃあ明日は12時松戸で」
そう約束し、北戸田の駅でその日は別れました。
[中止発表後、笑顔で球場を後にする橋本]
―7月15日(日)
約束通り午後12時に松戸で待ち合わせて舎人カーに乗り込みました。
30分程で鎌ヶ谷スタジアムに到着。
7月にして、今シーズン初の鎌ヶ谷スタジアムです。
球場周辺は記憶にないくらい混雑しています。
しかしそれもその筈、今日は3連休の最終日&斎藤佑樹の登板に加えて、鎌ヶ谷スタジアムに新しく出来たプールのプール開き二日目だったのです。
ちなみにプールは、、、
ライト側ファウルスタンドにあります。
前日のプール開き初日にはこんなグラビアアイドルも来て、球場と男性の股間を盛り上げたそうです。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/07/15/kiji/K20130715006221400.html
この新生鎌ヶ谷スタジアム変わった所がもう一つありました。
なんとオーロラビジョンが出来ていました!
鎌スタスゲー!スゲー!スゲー!
二軍の本拠地でオーロラビジョン搭載なんて初めてですよ。
このオーロラビジョンなかなか優れもので試合中、投手の投球数がストライク、ボール、ファウルなど分類されて表示されます。
しかも今まで無かったスピードガンもついに搭載されました。
これは非常に有難い。
これまではジャイアンツ球場と平塚にしかありませんでしたから。
これからは鎌ヶ谷に来る頻度も増えそうな気がします。
新生鎌ヶ谷スタジアムに感心しているとあっという間にプレイボールのお時間となりました。
日本ハムの先発は斎藤佑樹、いわずとしれたハンカチ王子です。
しかし投球練習を見ていてもいかにも”怪我したなぁ”って人の投げ方でスピードもなく、日本シリーズの斎藤佑樹とはまるで別人でした。
アマチュア時代投げすぎたツケが今出てるんでしょうね。
投手の肩は消耗品です。
WBCの投球制限ルールなんて高校野球にこそ導入して欲しいルールですよ。
斎藤隆、上原浩治、黒田博樹など40近くなってもバリバリ投げている息の長い投手達はみんな大学生になってから本格化した投手ばかりですからね。
この試合まず驚いたのが橋本到のホームランでした。
いや、橋本がただホームラン打ったんだったらさほど驚きません。
大体橋本の長打率は通年で中井とそんなに変わりませんから。
驚いたのは打った方向です。
なんとレフト方向に打ったんですよ!
橋本の逆方向への一発なんて初めてみました。
舎人親方も記憶に無いって仰ってましたのでかなり貴重なシーンを見れた事になりますね。
なかなか1軍からお呼びがかからない橋本ですが、この打撃を見たら原監督も橋本を昇格させたくなるんじゃないでしょうか。
それくらい強烈な印象が残るホームランでした。
守備で見せた超ファインプレーも凄かったですよ。
日本ハムファンの方からも思わず「うちのセンターと全然違う」というような絶賛の声が漏れるスーパープレーでしたから。
巨人橋本到レフトへの強烈な一発と超絶ファインプレー! 2013-07-15
もっか絶好調、大田泰示の場外ホームランも凄かった。
坂口の飛距離も凄いですが、ことパワーに関しては大田の方がもう一段階上の気がします。
大田って大砲候補としては筒香あたりと比べても実は使い易い選手なんですよね。
守備は悪くないし肩は強い、走塁センスは抜群で走力もありますから。
使う上でリスクが少ない選手なんですよね。
舎人親方ともよく話ますが、8番くらいで固定して「打率なんかいいから40本40盗塁しろ」と伸び伸び大きく育てて欲しいものです。
お友達の絵描きのシモさんに試合の途中[橋本と大田が大活躍ですよ!]
とメールを送りました。
するとシモさんからこういう返信がありました。
橋本も大田も昇格までの執念を感じますね。
ある意味、中井効果かもしれません。
1軍がそういう執念を見せる選手を活かす方向でやってほしい。
逆に選手の「折れない、腐らない精神力」にチームが「頼って」いるようではダメですね
まったくシモさんが言う通りだと思いますね。
あと野手で目立っていたのは育成の荻野と捕手の井野でした。
荻野はこの試合レフトという慣れないポジションでのスタメンでしたが無難にこなしていました。
打撃でもマルチヒットしたんですが、特に植村の外角低めのフォークをうまく拾ったレフト前ヒットは見事な打撃でした。
春先元気でその後パッとしなくて心配していたので少しホッとしました。
井野はこの日タイムリーツーベース2本と、打撃では橋本、大田と遜色無いインパクトを残しました。
井野は見る度に良い打撃をしているんですよねぇ。
前評判では”守備が売りの選手”だった筈ですが、どう見ても今の井野は打撃が売りの選手に見えます。
肩はカトケンや實松より劣りますが、インサイドワーク含めた総合的には遜色無い実力の持ち主だと思います。
投手ではスピードUPした今村は舎人親方にお任せするとして、ここでは育成の渡辺の投球を紹介します。
渡辺の投球を見たのは4月以来です。
ジャイアンツ球場で走っている渡辺の姿は度々みかけましたが、おそらく上半身のどこかを怪我していたんでしょうね。
久しぶりに見た渡辺はスピードもMAX136㎞出てましたし、スライダーもキレキレでした。
今年の支配下登録は難しいと思いますが、来年に向けて後半戦は存分にアピールして欲しいです。
試合の方は上の写真の通りの投打ががっちり噛み合った完璧な試合運びで完勝でした。
個人的にもこれで観戦3連勝と観戦運も上昇してきました。
これで前半戦の観戦は終わりとなります。
”後半戦は辻東倫の初ホームランが見れますように”と野球の神様にお祈りしながらグラウンドを後にしました。
巨人脇谷亮太センターオーバータイムリーツーベース!2013-07-15
巨人藤村大介タイムリー含むマルチヒット!2013-07-15
- favorite19 chat4 visibility1032
-
navigate_before 前の記事
タマに行きたい柏の葉、飛んで火に入る袖ヶ浦(2013-07-06&07イースタンリーグ公式戦巨人対ロッテ観戦記)
2013年7月13日 -
次の記事 navigate_next
和田凌太はBADマン?いや、GOODマン!(2013-07-28イースタンリーグ公式戦巨人対ロッテ@熊谷さくら運動公園野球場)
2013年7月30日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件