
今、そこにある危機。(巨人二軍観戦記)
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茶柱立乃助
2014年09月03日 00:58 visibility927
こんばんは、茶柱です。
先月27日からラボ友の大学生が京都から来ています。
そう”肩の角度はなだらか、あそこの角度は鋭角”でお馴染みのジョン君です。
ジョン君は今月10日まで滞在予定で、それまでは今シーズン殆ど見れなかった欲求を晴らす為に二軍の試合を見まくるんだそうです。
凄いですね。
まるで試合が終わり、禁欲生活が解けた後のボクサーの性欲のようです。
その情熱に只ひたすら感心すると共に、ジョン君が人間で良かったと思いました。
もしジョン君がメスカマキリだったら、カマキリ界は大変な事になっていたでしょうね。
出産後、旦那カマキリだけでは物足りず、旦那の友達カマキリや知人カマキリ、学生時代の友達カマキリや遠方の親戚カマキリなど軒並み食べてしまうでしょうからね。
ジョン君と合うのは3月にルーキー森対マシソンの対決を見て以来です。
久々にあって大学生になったジョン君は少し大人になった気がしました。
よく考えたらもし茶柱が早めに結婚するヤンキーだったら、ジョン君くらいの子供がいてもおかしくないんですよね。
そう考えたら急に自分のいい加減な人生が嫌になり死にたくなりました。
まあいつも寝る前に朝起きたら死んでたらいいのになと思いながら寝るのですが、なかなか死にませんね。
ホント神様は不公平です。
もっと生かしておいた方が良い人間がいっぱいいるのにも関わらず茶柱なんかを生かしておくんですからね。
まあ生きている間はなるべく人に親切にしておこうと、最近は自分に言い聞かせています。
そんなこんなでジョン君に二軍を任せている間に茶柱は色々やっていました。
自作PCのCPUクーラーを交換してみたり、
ケースに猫ちゃんを付けてみたり、
自作PCを活かす為に動画編集ソフトを購入してみたり、
そして、1脚に卓上ミニ三脚つけて、マイクスタンド型の三脚を作ったりしてました。
まあ正直今は収入面が無くなってしまったので、あんまりお金使ってる場合ではないんですが、一度やると凝り性なのでとまらなくなってしまいます。
茶柱もあまり舎人親方の事は言えませんね。
勿論試合も見てますよ。
日記にこそ書いていませんが、既に3試合程ジョン君と一緒に観戦しています。
当然茶柱は二軍観戦のスペシャリストですからしっかり解説もしてあげます。
「1番大きいのは大累。硬さは奥村、阿南はドリル型だね」などと、とても為になる事を話しています。
しかし今回は来る時期が悪かったですね。
今、二軍の打線は絶不調です。
ちょっと前までは和田恋君が絶好調だったんですが、ジョン君が来たタイミングで不調になりました。
そして好調だった荻野も怪我、また芳川も支配下捕手優先起用のあおりで出場機会貰えずベンチという状況ですからね。
そりゃなかなか点なんか入りませんよ。
まあ相手投手が良かったのもたしかにあります。
特に日曜日先発した西武の誠(相内誠)なんかもう素晴らしかった。
初めて見たのですが、もうピッチャーセンスの塊でピッチャーに必要なモノを全部持っている感じです。
球のキレ、コントロール、観察眼、状況判断どれをとっても一級品です。
フォームも含めですが、DeNAの久保康友みたいだなと。
もう1軍で使っても十分やれますし、これから長い間西武の投手陣を支えるような軸となる投手になるでしょう。
誠は家庭環境もあって私生活が非常に荒れていた選手ですが、西武は見捨てずによく粘り強く指導してくれたなと思います。
多分誠のような本当のヤンチャ坊主から唯一の取り柄である野球を奪ってしまったら、おそらくかなりの確率で悪の道に進んでしまったでしょうから。
誠を担当したスカウトの方は、人情派で人間が素晴らしい方なんじゃないかなと思います。
かつての木庭さんのような。
なにかそんな感じがしましたね。
ここ最近二軍では鬼屋敷が捕手として優先的に起用されています。
なぜなのかと思っていたんですが、日曜日の試合でそれを理解出来るシーンがありました。
一つはリリーフで出てきた公文に暖かく肩を叩く姿、もう一つは前日と同じく満塁で登板して、同じく押し出しの四球を出してしまった福田の為に執拗に審判にスイングアピールをする姿です。
鬼屋敷と言えばどちらかと言うと大人しくて、こういうような積極的に投手に対して気遣いが出来るような捕手ではなかったんですよね。
それが知らない間にこういう気遣いが出来るようになっていた。
驚いたと同時に成長した姿に感動してしまいました。
こういう短期間での成長した姿を見れる、感じられるのが生で観戦する素晴らしさですよ。
数字だけ見てたら絶対わかりませんからね。
鬼屋敷に肩を優しく叩かれた公文は今年チェンジアップとシュートを覚えた事でここにきて投球の幅がグーンと拡がりました。
去年は決め球に困って追い込んでから粘られる事が多かったんですが、それが無くなってきました。
今の公文なら安心して1軍に送り出せます。
(バースデーの越智特集で動画を貸したお礼に貰った粗品)
あとはカトケンもまだまだ健在だし、
中井の肩はやっぱりスゲー!
打席に入る時も、守備に付く時もキビキビ走る、試合に出れる喜びに溢れている高橋洸君の姿には嬉しくなっちゃうな。
それと舎人親方に「むぎゅうさんがチームヴィーナスに夢中になる理由がわかる!」と言わしめる程の中川恵美里ちゃんのコケティッシュなキュートさには茶柱もビックリ。
それと日曜日は怪我をしている荻野や青山が熱心に試合を見ながらメモをしていました。
ああいう姿を見せられるとやはり思い入れが深くなってしまいますね。
茶柱は今年、意識して球場にいてよく見ていなければわからない事を書いています。
それには2つ理由があります。
一つは一人でも多くジャイアンツ球場に足を運んで貰って二軍の選手達に思い入れを持って見て欲しいから。
もう一つは去年から球場にいて「◯◯高校の選手に指名しないでくれと言われた」とか「巨人には指名されないように断っている」などのスカウトやアマチュア関係者の声をボチボチ聞くようになった事に対しての危機感があるからです。
まあ、わかりますよ。
せっかく育てても巨人の二軍で終わられたら何のメリットもないですからね。
むしろ他球団で1流選手になった方が”◯◯選手を育てたチーム”として次の良い選手を集めるのにも遥かに有効でしょう。
これは最近は少し弱いけど少し前までは強豪だったチーム程その傾向がある気がしますね。
このまま補強優先で突き進むと良い選手が入団してくれなくなるという、2000年代中盤よりはるかにまずい状況になるでしょう。
一度失った信頼は回復するのが大変です。
特に人の育成に関わる事だから結果が出るのにも時間かかりますからね。
そうなる前にGM筆頭にしっかり舵を取ってもらって正しい航路に戻って欲しいものです。
最後に。
日曜日はバックネット裏で応援団?の方が応援していました。
応援自体は選手も励みになって結構だとは思いますが、バックネット裏はじっくり試合をみたい人が好んで座る場所なので、出来れば応援は外野が開放されている時は外野で、そうでない場合は石段の所でお願いしたいですね。
尊敬する一人応援団さんはいつもそうしているので。
やっぱりあの方の応援は品があるなと改めて思わずにはいられませんでした。
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