PUMA CUP明日開幕!アグレミーナ浜松の決勝トーナメント進出の可能性を考えてみた。
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ひろ
2015年03月05日 21:39 visibility393
明日からいよいよPUMA CUP 2015・第20回全日本フットサル選手権大会が開幕!!
アグレミーナ浜松はグループBに入り、エコパアリーナで1次ラウンド3連戦を戦います。今年はFリーグ上位2チームがシードとなり、各グループ1位の6チームのみが決勝トーナメントに進出。ワイルドカードが廃止される厳しいレギュレーションに。
過去2大会とも苦杯を舐めたアグレミーナは今度こそ代々木に行けるのか?また、そのためにはどう戦うべきか!? 素人ながらに期待と妄想を膨らませて展望を考えてみました。
アグレミーナ浜松が決勝トーナメントに進出できる可能性は…!?
3/6(金) グループリーグ第1節 vs府中アスレティックFC
Fリーグ 2014シーズン第7位
http://www.jfa.jp/match/pumacup_2015/team_detail/23.html
※写真はJFA PUMACUP公式サイトより引用。
初戦からいきなりのFクラブ対決。決勝トーナメント進出のためにはこの試合が最も重要なのは言うまでもない。 この試合に勝った方が、ほぼ決勝トーナメントへの切符を手中に収めるだろうことも前提として、アグレミーナはどこに “最低限の” かつ “最重要な” 目標を置くべきか。 ぼくの個人的意見は「負けないこと」つまり「ズバリ、引き分け狙い」がこの試合の目標であり作戦だ。
浜松は府中に未だ勝ったことがない。しかし、一番直近の対戦では引き分けにまで持ち込んでいる。 一方で浦安や、すみだや、仙台相手に勝ち切れなかったり終了直前に失点し惜敗を喫することが多い。勝負所でのリスクマネージメントで負けてきたと言い換えてもいいと思う。
最初から引き分け狙いだなんて消極的で、そんなんじゃ勝てるものも勝てないという意見ももっともなのだが、勝ちに行ってリスクを背負い、逆にカウンター負けするとそこで決勝Tの可能性はほとんど潰えてしまう。それであれば、もちろん勝ちは目指すのだが、チームのベクトルとしては負けないためにリスクを抑えることを最優先にした方が賢明だ。具体的には、たとえば同点のまま終盤を迎えてもこの試合ではパワープレーは選択するべきではないだろう。
前回大会では3位になった北海道相手に、最近のリーグでは府中のほか大分相手に引き分けている浜松。未だホーム戦勝ちなしとはいえ、強豪を相手にも引き分ける力はついてきている。また、後述する組み合わせの妙から同勝点の場合は多少浜松に有利な要素もある。注目点はフィクソ、名古屋セントラルで負傷した13.三輪が復帰できるかどうかも含め、誰がディフェンスリーダーとなり府中得意のピヴォ当てからの展開を防ぐかが勝負になるのではないか。
心配なのはある選手は勝ちに行き、ある選手は分けでいいと思ってしまうこと。どんな作戦を取るかに正解はないが、チームの意思統一ができていなければ勝てるものも勝てないし、分けられるものも分けられない。
3/7(土) グループリーグ第2節 vsセットスター和歌山
関西第2代表、関西リーグ第10位
http://www.jfa.jp/match/pumacup_2015/team_detail/10.html
※写真はJFA PUMACUP公式サイトより引用。
府中戦では「負けないことを念頭にリスクを最小限に抑えるべき」と説いた。しかしどこかでリスクを取らなければ先へは進めない。問題はどこでリスクを取るべきか。ぼくの考えではそれがこの第2節、セットスター戦だ。 この試合の目標は「大量得点での勝利。カウンターで多少取られても、攻めて攻めて攻めまくれ!」だ。そんな浜松は正直想像もつかないが…(笑)
首尾よく府中相手に引き分けられれば、グループ1位は2勝1分の勝点7で並ぶ可能性が高い。その場合、優劣は得失点差と総得点でつけることになる。 この試合では得点差を大きくつけて勝つことはもちろん、5-0で勝つよりも、10-5で勝ったほうがなおよい。
ではゾットとセットスターのどちらでそれを狙うべきかというと、和歌山の方には申し訳ないがそれがこの第2節。理由はふたつある。ひとつは選手権予選を勝ち抜きながらも関西リーグでは第10位で来季降格となるセットスターのほうが順当に行けば勝ちやすいであろうこと。もうひとつはFクラブとの対戦経験の差だ。
地理的にFクラブとの対戦経験が少なくないであろうゾット早稲田よりは、その経験が少なく、この試合が今大会初のFクラブ対戦となるセットスター相手にFのスピードとプレッシャーを見せつけ、順応できないうちにゴールを重ねることができれば二桁得点も決してあり得なくはないだろうと思う。
浜松はこの3年間、監督がコロコロ変わりチームとしての戦術浸透や積み重ねは残念ながらあまりない。その中でも3年目はかなり接戦が増えたのはメンバーの入れ替わりもあるが “Fに慣れた” というのも大きいはず。逆に慣れとはそれだけ大きな要素だ。セットスターが浜松との対戦でFと初めて戦うことはそれだけで府中に対する大きなアドバンテージ、リスクをかけるならここのチャンスだ。
PUMA CUPではFリーグとは違いベンチに14人登録できる。地域クラブに対しては層の厚さも強みになるだろうから、FPを3セットつくり短い時間で交代しながら最初からガンガンに前プレをかける。リードしても手を休めずに、カウンターを恐れずどんどん仕掛けていく。もし自分が監督ならそんな作戦を取りたいと思う。
3/8(日) グループリーグ第3節 vsゾット早稲田フットサルクラブ
関東第1代表、関東リーグ第3位
http://www.jfa.jp/match/pumacup_2015/team_detail/03.html
※写真はJFA PUMACUP公式サイトより引用。
ここまでどんなにプラン通りに事が運んだとしても、この試合に勝てなければすべて水の泡。実はこの第3戦が最も難しい戦いになると思っている。それはあと一歩のところでワイルドカードによる決勝T進出を逃した前回大会のカフリンガ戦(http://labola.jp/diary/287505000)を思い出してもそうだ。
というわけでこの試合では「とにかく勝つ」が目標。そこに集中するためにも、セットスター戦でどれだけ得失点差をつけられるかが鍵になる。
もしセットスター戦でギリギリの勝利ならば、この最終試合で「大量得点での勝利」が必要となり過度のプレッシャーが選手を襲う。逆にセットスター戦で稼げていればそれは府中へのプレッシャーとなる。当たり前だが、勝負は3日間トータルで行うのだ。
ゾット早稲田とは実は今シーズン初めに浜松アリーナで練習試合を行っている。(http://labola.jp/diary/423415015)そのときは10-1で勝利したものの、練習試合と公式戦は違うというのはもちろん、相手は非常にタフな遠征スケジュールで疲労がたまっていたはずなのでこの結果は参考にもならないだろう。関東リーグのチームはみんなそうだが、ゾットもカフリンガと同じようにとても一体感のあるチームで、波に乗せてしまうと怖さがある。
1点差でもいい、泥臭くてもいい、オウンゴールでもなんでもいい。とにかく「勝つ」。その強い気持ちを疲労もピークな3試合目にどれだけ出せるか、浜松の成長が試される一戦だ。
と、まあ妄想を膨らませてつらつらと書いてみましたが、アグレミーナがこんな戦い方をするかどうかはもちろん分かりませんし、したところでこういう結果になるかも分かりません。 3連勝しちゃうかもしれませんし、1勝もできないかもしれません。
浜松が決勝トーナメントに進める可能性は40%というところでしょうか。これでもかなり贔屓目でしょうけど… 厳しいですが、しかし3回に1回は行けるという数字。そして今年が3回目の出場。3度目の正直!
ホーム初勝利を果たせなかった3年目のシーズン。せめて最後の戦いで「決勝トーナメント進出」という胸を張れる結果を掴み取り、来季への自信に繋げましょう!がんばれ、アグレミーナ!!
sellアグレミーナ浜松2014
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