フットサルのルールを憶えよう①

  • ひろ
    2012年08月14日 11:25 visibility8849

静岡に初めてのFリーグチーム、アグレミーナ浜松ができて、

今年初めて競技フットサルを観るようになったというひとも多いと思います。



静岡の県民性かもともとサッカー・フットサルの人気は高く

週末にはサッカー部OBを中心に多くの人がフットサルを楽しんでいますが

競技フットサルを観戦してると、エンジョイプレーの時には気づきにくい

サッカーとフットサルのルールの違いに「?」となることも多いかと。





例えば、前節のアグレミーナ浜松 vs バサジィ大分の試合のなかでは



前半17分に、蓮池選手が惜しくもポストを叩いた第2PKと、

後半終了直前にパワープレーでGKのユニフォームを着ていた剣持選手が取られた

バックパスのファウルで「おや?」となったひとが多かったのでは、と思います。





と、いうことで今回はこの2つのシーンに関連する

フットサル特有のルールについて、差し出がましいですが解説してみましたσ(^_^;)





■5ファウル

フットサルではファウル数がカウントされており、それが5個になると5ファウルが宣告されます。

そして、6個目以上からは例えどの場所でのファウルでも相手チームに第2PKが与えられます。



第2PKとは通常のPKよりも少し遠目、

ペナルティエリアとセンターサークルの間にある●のポイントからのPKです。



もしもこのポイントより前でファウルがあった場合はその場所から壁なしの直接フリーキックと、

真正面からの第2PKとどちらが良いかを選ぶことができます。





ファウルカウントは、前後半でそれぞれカウントされるので後半にはリセット。

今回、後半には逆に浜松側が5ファウルになってしまい危なかったですが、

なんとか第2PKは与えずにすみました(。>ω<)-3





このファウル数は、両チームベンチの間のオフィシャル席に目立たなーく(笑)、

積み木みたいなブロックでカウントしてますので、今度覚えてたら見てみてください☆





■4秒ルール

キックイン、コーナーキック、フリーキック、そしてゴールクリアランス(ゴールキックのスロー版)

は蹴る、投げる準備ができてから4秒以内にプレーを始めないといけません。



また、GKはハーフラインより自陣側のエリアでは、

手でも足でも4秒以上ボールをキープすることはできません。



もし、ペナルティエリア内で4秒ルールのファウルを取られた場合、

その場所から最も近いペナルティライン上から、相手の間接フリーキックとなります。





山本選手のゴールクリアランスは、

サッカーの時の癖なのか結構のんびり出すところを探してる(ように見える)ので、

割といつもヒヤヒヤしながら観てたりします…σ(^_^;)





■バックパス

サッカーでは、手さえ使わなければ味方からGKにバックパスを出すのは問題ありませんが、

フットサルでは “基本的に” GKから出たパスを再びGKへパスすることはできません。





ただし、下記の場合はOKです。



キックオフやキックインなど、リスタートしたボールは、一度だけGKにパスできます。



相手の選手が触ったボールは、一度だけGKにパスできます。



GKの選手がハーフラインを越えて相手の陣地にいる間は、FPと同じと見なされてパスできます。







ちょっとややこしいですが、このふたつのルールを考えると、

FPがGKのユニフォームを着て攻めるパワープレーでは、制限なくボールを触るために、

GKはラインを越えて相手チーム側にポジションを取ることが基本になります。



もちろんその分、ガラ空きのゴールを狙われるリスクが高いプレーなわけです。





GKは相手陣内では制限なくボールを触れますが、バックパスがリセットされるわけではないので、

再び自陣に戻ったときに一度でも自分が触ったボールはパスを受けることはできません。





あの時、剣持選手はラインより自陣側に下がってしまった状態でパスを受けたので

このバックパスのファウルを取られてしまいました。



声を荒げて抗議をしていたのは、

おそらく相手がプレスをかけてきた時にボールに触っていると主張していたんだと思いますが、

そもそもパワープレー時にGKが1番底の位置にいたポジショニングが

基本を外れた、リスキーなプレーだったと言わざるを得ません。







さて、ここで応用問題!



前述の通り、パワープレー時にバックパスの反則を取られてしまったアグレミーナ浜松ですが、

この時、既に5ファウルカウントだったのに相手の第2PKにはなりませんでしたね?

それはなぜでしょう!?







それは、5ファウルカウントの対象となるのは直接フリーキックになるファウルだけで、

間接フリーキックのファウルでは第2PKとはならないからです。



間接フリーキックになるファウルは、

基本的に悪質なプレーではなく自分たちのミスで取られるファウルですから、

それでファウルカウントまでされちゃったら流石にやり切れないですもんね…(# ̄m ̄)





こうしたフットサル特有のルールを理解しながら選手たちのプレーを観ると、

フットサル観戦がより一層楽しくなると思います(*ゝω・)b



いっぺんに憶えるのはたいへんなので、アグレミーナの試合を観ながら

またポイントになるシーンが登場したらこうしてブログに書いていこうかなー、と思っています。

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