連勝を目指したが、試合巧者の府中に完敗。【Fリーグ第16節】府中 vs 浜松

  • ひろ
    2012年10月10日 23:03 visibility424

10/8(月・祝)、アグレミーナ浜松は町田TOKYOセントラルで府中アスレティックFCと対戦。



前節ペスカドーラ町田相手に待望の初勝利を飾り、いいイメージの残る町田市総合体育館。

1枚のチケットで2試合観られるTOKYOセントラル、

王者 名古屋オーシャンズも来るとあってか観客は第1試合から1700人超。



関東近郊在住者だけでなく、遠く浜松からも多くのファンが駆けつけました!

ファンのみなさんの手作りゲーフラ!


























すごいですね~、ぼくはパソコンでつくれるグッズしかつくれないので、
まさに "手作り" でこういうのをつくれちゃう方々は尊敬しますね。


ぼくが座った席の周りには、


いつもお手製ボードで応援している彼女たちや
蓮池選手がコーチをしているレディース個サルの生徒さんたちがいて
なんだかやたらと女性率が高い(*;゚∀゚)=3ムッハー 

黄色い声援に包まれて、
個人的にはいい環境での観戦・応援となりました(*´艸`)ムフフ…


と、そんな超個人的感想は置いといて、試合内容と結果です。


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【試合結果】 

府中アスレティックFC 6-2 アグレミーナ浜松(前半 3-0) 

町田得点者:星、ロドリゴ、オウンゴール、山田、小山、完山

浜松得点者:蓮池 、蓮池



結果のスコアを見れば大敗。

試合後の前田監督の言葉通り、3位と最下位の実力差が如実に出たゲームだった。



浜松のスターティングファイブは

21.石原、4.石野、7.松本、16.剣持、22.田中。

サブに1.山本、2.向島、3.中島、5.笠井、6.萩原、9.蓮池、10.オマー。



そう、この日はなんとゴレイロが山本でなく石原のスタメン。

山本選手は町田到着後に急遽の腰痛で出場できなくなってしまったらしい。

ぼくの角度からは見えなかったが、前半はベンチにも座っていなかったようだ。


突然のスタメン変更に驚きながらもキックオフ。






【前半】

GKは突然の変更となったが、FPの4人は前節と同じメンバー。

立ち上がりは悪くなく、人とボールを動かしながら

ときおり入れる斜めのロングボールでゴールを狙っていく。



しかし攻勢は府中。前評判の通りガンガンにシュートを狙ってくる!

とくに前半の最初は徹底したチョンドン狙い。



浜松側のコートでキックインになれば、

多少遠くても山田ラファエルユウゴのシュート力を活かしてガンガン打ってくる。



浜松側もここまではきちんとスカウティングができていたのだろう、

ミドルへのチェックはしっかりしており容易にフリーでは打たせず、

DFをすり抜けてきたシュートも石原がしっかりカバーしていた。



しかし前半4分、キックインからのパターンが突然変わる。

シュートにいくかと思わせてフィクソを経由してボールは逆サイドへ、

完全に裏をかかれたそこにはどフリーの星が、これを冷静に決められて先制は府中。



おそらくだが、多少ムリヤリでもあえてチョンドンを狙って意識させていた、

完全に府中の作戦通りのゴールだったと思われる。





策略がピシャリとはまった府中が勢いにのり、浜松はしばらく防戦一方に。

わずか2分後にはきれいなピヴォ当ての落としからロドリゴに決められて2失点目。





その後も府中のシュートの雨あられ。

しかし、GK石原が3連続シュートを止めるなど反応のよさを見せてなんとか耐える。



浜松は粘った守備からのカウンターを狙いところだが、

焦りからか疲れからかパスの精度が悪い。



ボールが繋がらずにラインを割り、再び相手ボールになるようなシーンが散見された。



そうこうしてるうちに前半13分、左サイドからのロドリゴのシュートを

石原はなんとか弾いたが後ろにこぼれてしまい、ボールはコロコロとゴールへ。



公式記録ではオウンゴールとなっているので、

誰か浜松の選手が掻き出そうとスライディングして押し込んでしまったのかもしれない。

あとでDMMで確認しよう。





結局、浜松は前半には松本と蓮池の2本のシュートしか打たせてもらえなかった。

前半16分には向島から蓮池へ、


































































































































町田戦の石野や笠井のゴールを彷彿とさせるような斜めのロングパスが渡るが、
このパスを出したあとに誰も走り込んでおらず

蓮池を孤立させてしまいシュートへと結びつけることはできなかった。



プレッシャーに耐えながら守り続けることによる体力の消耗は激しく、





このまま0-3で前半は終了。





【後半】

後半のFPのスタートセットは7.松本、9.蓮池、16.剣持、22.田中。

スタメンからは4.石野と蓮池が入れ替わった形。



この日の石野は前節ほど調子がよく見えなかった。













本人も試合後、悔しそうなコメントをしていた。



切り替えて反撃に乗り出した浜松だったが、

後半立ち上がり直後の3分に10.オマーがゴール前で相手を引っ掛けてしまいイエローカード。



この直接フリーキックを山田ラファエルに豪快に決められてしまい出鼻を挫かれてしまった。





しかし、4点差をつけられてもこの日選手たちの心は決して折れなかった。



後半5分にはコーナーキックを向島がふわりと浮かせ、これを逆サイドの石野がボレー!

しかしこれはゴール左へ外れる。



続く6分にはカウンターのロングボールへ飛び込んだ10.オマーがなんとか中へ折り返し、

ゴール前での競り合いでボールが真上に上がったところへ3.中島が飛び込んでくるも

これは惜しくもポストを叩いた!



そして7分、相手GKからのパスミスからボールを奪った9.蓮池が

第2PKポイント付近から府中のお株を奪うような強烈なミドルシュート!

これがネットに突き刺さり浜松が遂に1点を返す。



1点を返して勢いに乗った浜松、一転して浜松が攻め府中がカウンターを狙う展開に。



8分台には5.笠井と6.萩原のコンビネーションから2度のビッグチャンスが!

ゴール前の混戦からの笠井のシュートはゴールを捉えられず、

また今度は右サイド笠井からファストスルーパスがフリーの萩原へ、しかしミストラップ。





一方で時折見せる府中の鋭いカウンターが怖い。

浜松が前がかりになったことで、DF裏のスペースを突かれるが

浜松ゴレイロ21.石原の抜群の飛び出しでこれをカット。



しかし、相手はやはり百戦錬磨のFの先輩だ。

後半11分、府中小山にその石原の飛び出しの裏をかく技有りのループを決められてしまい1-5。




後半14分、16.剣持が自陣でボールを奪われかけるが身体を張って奪い返し逆カウンター!






































































これがコーナー付近に上がった10.オマーに渡るが、折り返すことができない。
後半16分にも4.石野が単独でドリブルを仕掛け、シュートを放つも
多少むりやりなところがありこのシュートは大きく外れてしまう。

反撃する気持ちは折れていないのだが、パスがうまく繋がらない。
相手ゴール前でのミスからシュートまでいけない。ストレスの溜まる展開が続く。
そうこうしているうちにGKからのクリアランスを奪われショートカウンター、
完山にまたも飛び出した石原の頭上を越えるループを決められてしまった。

2分ちょっとを残したところで浜松がタイムアウト。
パワープレーか?とも思ったがGKは変えずそのまま反撃へ、
後半19分に松本から逆サイドの蓮池へパスが渡るとGKともつれながらも執念のゴール。
チーム3点連続となるゴールを決め、2-6に返すが反撃もここまで。試合終了。

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結果は大敗。府中の試合巧者ぶりに圧倒される内容でした。
おそらく作戦通りのセットプレーからの1点目。
やはりそのフィジカルが目立つが、速いパスと正確なトラップ、
そして普段の練習から染み付いているであろう2人、3人の動きのパターン。
2点目もおそらく、「いつもの練習どおり」という形が決まったんだと思います。

そして、浜松GK石原の飛び出しの良さを見抜き、逆に突いてくるループ。
これを試合中に対応してくる監督の指示、選手の判断。

3位のチームにふさわしい高いレベルを見せつけられたと正直思います。


ただ、不思議とそんなに悲観的な気持ちにはなりませんでした。
前節に初勝利を経験できていることも、やはり大きいのだろうけど
最後の最後まで足が止まるようなことはなかったし、後半だけのスコアで見れば2-3。
非常に見応えのある攻防を浜松は見せてくれたと思います。

GKの石原選手、6失点したとはいえ急遽の出場に加え被シュート数は40本。
彼のプレーを観たのはGWのプレシーズンマッチ以来でしたが、
あの反応の良さと思い切りのいい軽快な飛び出しは山本選手にはない個性・強みです。
産業大の4年生、22歳とまだ若いゴレイロの将来に期待を持てる内容でした。

蓮池選手はいよいよゴールゲッターとして覚醒してきた感が!
両足で打てる強力なシュートは必ず浜松の武器になるはずです。
多少強引でも、もっともっと積極的にゴールを狙っていってほしいと思います。

笠井選手も最初はフットサルに慣れていない部分が多かったように見えましたが
だんだん動きがよくなってきてチャンスに絡むことが多くなってきたように感じます。
その上で、今回見せたダイレクトプレーのような元サッカー選手の強みも発揮してほしいです。



そしてこの日、試合後のインタビューで
ついに前田監督のラストゲームが次節浦安戦であることが公表されました。

もともと、アグレミーナ浜松はシーズン前から外国人監督を招聘するはずでしたが、
諸事情で(ぼくはよく知らないけど)前田監督が引き続き指揮を執ってきた状況。
ある意味で来るべき時が来たわけですが、
なんとしてもホーム初勝利で前田監督のラストを飾ってあげてほしいし、
そうなるようにぼくも浜松アリーナへ駆けつけ声援を送りたいと思います。

第15節 09/30 vs.町田:http://labola.jp/diary/20851106 
第17節 10/13 vs.浦安:http://labola.jp/diary/21106100 

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