
常盤木学園高校優勝おめでとうございます。神村学園高等部も頑張ったけど敵を崩し切れなかった。
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ポッピーノ
2013年01月18日 16:13 visibility1643
2013/1/17(木)夜
チームGさんのフットサルへ行った。
7人しかいない。やむを得ずハーフコートで3VS4。
20分ほどしたら施設の係りの人がやって来て一言。
「何人の予定ですか?」
代表のHさん:「8人か9人しかいないんですよ。」
係りの人:「もし良ければ他のチームと練習試合してもらえませんか?
施設のマッチメイクの手違いで1チーム多くなってしまって
最後のチームに外れてもらったのですが、もし良ければ…」
ラッキー。渡りに船だ。皆で相談してお願いする事になった。
7人の1チーム。20代前半の男の子達だ。
めちゃくちゃ上手かったらどうしよう。こちらは年齢が倍くらいのおっさんの集まりだ。
30代も一部いるが40代が多い。とりあえず、こちらは2チームにして交代交代。
向こうは1チームで2人が交代で休む。
最初、私は休みで見ていた。やはり若いだけあって早い。
チームでやっているだけあってパスが良く通る。
一方的にやられるかとも思ったがおっさん達も頑張って対抗。
なんとか点取ったり、取られたりで楽しかった。
自分も何点か取れたし、フェイントやターンで若い衆を振り切ってシュート出来たりして楽しかった。
最後にゴレイロやってて疲れていて3点くらい立て続けに取られたのは味方に悪かったかな。
しかし今回、一番良かったのは左からのコーナーキックとなり、ボールをセットして味方に目配せ。
敵DFの間をふわっと浮かせて通した所に目配せしていた味方が走り込んでちょこっと併せてゴール!!!
思った通りに上げて通せて、味方もバッチリ走り込んでゴール出来た。
敵がビックリしていたのも印象的だった。
新しい出会いもあって楽しかった。声をかけてくれた施設の人ありがとうございました。
さて本題。フットサル後、帰ってから録画していた
第21回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 決勝戦を呑みながら観た。
常盤木学園高校 vs 神村学園高等部
(東北1/宮城) (九州1/鹿児島)
面白かった。
神村学園の吉永輝彦監督は大学まで柔道をやっていてサッカー選手の経験はないそうですが指導者として長年努力されてここまで来たそうです。
柔道選手時代の吉永監督のスタイルと関係あるのかどうか判りませんが、神村学園の守りは高い位置からボールに詰めて行って、他の選手も出しどころを切ってボールを取りに行くという攻撃的な守備を最初から最後までやっていました。
最初からそれをやっていたが、一瞬のほころびから抜かれて常盤木学園が自陣中盤から前線にボールを運ぶ。
常盤木学園No.20川咲耶選手が右からセンターのNo.10道上彩花選手に絶妙なパス。
今大会No.1ストライカーと言われている道上選手が振り向いてシュート。
神村学園GK小川麻衣選手がダイブしてはじく。はじいたボールが左に飛んでいく。
そこを狙ったかのように常盤木学園No.14白木星(あかり)選手が走り込んで来てそのままシュート。
ダイブした状態から起き上がろうとしていたGKのはるか先をボールが通過してゴールネットに突き刺さる。
開始1分経たずに1-0と常盤木学園が先制。
解説のゴン中山さんも「あそこに詰めている事が大事なんですよ。」と言っていた。
確かにそうだ。常盤木学園No.14白木星選手を覚えておこう。まだ1年生らしい。
失点後も神村学園のスタイルは変わらない。準決勝までに21得点取って来た神村学園はやはり攻撃的なチームだった。
見ていて面白かった。チームのエースNoは17とのこと。
吉永監督がナンバーワンの1とラッキーセブンの7を併せて17をエースNoにしたそうだ。
そのエースNo.17本間瑞季キャプテンの指示で神村学園イレブンが動く。
結構、神村学園が攻めていたが遠めのシュートが多く常盤木学園GK林崎萌選手ががっちりとボールをキャッチするシーンが多かった。
常盤木学園の奪った後のカウンターが何回かあり、見ていてドキドキだった。
前半だったと思うが常盤木学園No.10道上選手が左からのセンターリングに併せてヘディングシュート。
入るかと思ったが右ポストに弾かれてゴールとはならなかった。惜しかった。
後にインタビューでVTR見ながらゴンさんに「もっと練習しないとな。」とちゃかされていたが
道上選手は笑いながら「はいっ。もっと練習します。」と答えていたのも面白かった。
そんなこんなで前半1-0のまま終了。
決勝にふさわしく緊迫した良い戦いだ。
後半開始時、選手交代はなく両チームともに前半と同じメンバーで臨む。
前半と同じ様にボール保持率は神村学園の方が高い様に見えた。
しかし常盤木学園の鉄壁のデフェンスはこじ開けられない。
後半11分神村学園の吉永監督が動いた。選手交代1人目。
後半17分に試合が動く。
常盤木学園No.9伊藤美紀選手が右からドリブルで駆け上がり
中央のNo.14白木選手へパス。白木選手がシュートすると斜め前にいた神村学園のDFに当ってバールは左サイドへ流れる。
そこへNo.8堀井美月選手が走り込んでいて右足を振り抜く。
ボールは無情にもゴールへ突き刺さる。
2-0常盤木学園が突き放した。
準決勝、決勝は45分ハーフなので、まだ30分弱ある。
まだまだ追いつけるはずという勢いで神村学園の選手達は頑張っていた。
アナウンサーさんが言うには「3年生と心中します。」と言っていたという吉永監督。
その吉永監督が更に動く。後半19分、21分、27分、29分と選手を交代させる。
計5人交代させたが思い出づくりではない、勝つための交代だと思う。
身長の高い選手を何人か入れた。前線へハイボールを放り込んでヘディングでなんとかしようとしていた。
しかしながら大会を通して1失点しかしていない常盤木学園のデフェンス陣、GKの壁は崩せなかった。
常盤木学園の阿部由晴監督も後半27分にMF白木星選手に替えてFWの杉原遥波選手を投入して陣形を修正。
後半34分にはMF西川彩華選手に替えてDF柿木瑠奈選手を投入して守備を固める。
残り時間が少なくなると共に神村学園の選手達に疲れが見え始める。
顔色も良くないが表情が良くなかった。この状況で笑えとは言えないが、全く楽しくなさそうだった。
それだけ無力感に襲われていたのかもしれない。
何度かチャンスがあったが決め切れない神村学園。
残り時間が少なくなるにつれ余裕が出て来た常盤木学園。No.8堀井美月選手のボール回しが冴える。
細かいテクニックが巧くて敵の意表をついていた。私もおおっとビックリさせてもらえて楽しかった。
結局2-0のままアディショナルタイム2分も経過して試合終了。
飛び跳ねて喜ぶ常盤木学園の選手達、膝まづいて涙を流す神村学園の選手達。
両校とも頑張った頑張った。
戦前は攻撃的なチーム同士の戦いかと思っていたが守備力の差なのか、わずかな運の差なのか常盤木学園が勝利をつかみ取った。おめでとうおめでとう。
試合後のインタビューでゴンさんが常盤木学園の阿部監督に聞く。
ゴンさん「この試合のDF陣は完璧だったと思いますが、監督から見ると何点ですか?」
阿部監督「75点かな?」
ゴンさん「足りない25点は何ですかね?」
阿部監督「相手にフリーでシュートを打たれる場面が何回かあった。あそこは詰めないと。」
ゴンさん「厳しいですね。道上選手、監督はいつもこんなに厳しいんですか?」
道上選手「厳しい時は厳しいけど、結構、面白い事も言って皆を笑わせてくれて、面白いおじさんですよ。」
面白いおじさんなのか~!
神村学園の吉永監督も敬愛やまないという常盤木学園の阿部監督。
試合後、2人が笑顔で握手している姿が印象的だった。
何を話しているのか少し気になった。
公式記録からスタッツを抜粋
常盤木 神村
シュート 14 19
CK 3 6
直接FK 3 11
間接FK 1 2
神村学園が攻めていたのが判る。
最後に両チームの選手、監督、関係各位、運営されていた磐田市の方々、TV放送してくれたTBSさん、関係されたみなさん面白い試合をありがとうございました。こんな日記を読んでくれたあなたにも感謝。
さあ明日は男子の決勝だ。テレビにかじりついてじっくり見よう。
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- 事務局に通報しました。
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