修造チャレンジ2013春~覚悟~を見て、松岡修三さんに惚れ直す。

珍しくテニスの話。TV観覧記。

 

前から好きだった松岡さんに惚れ直しました。

 

長文ですいません。

 

4/8(月)0:45~2:40放送のGet Sportsより

 

男性ナレーターさん

 今から101年前(1912年)のこと
 日本はオリンピック(第5回オリンピック ストックホルム大会)に
 初めて代表選手を送り込むことになる。
 

 

 初の日本代表は陸上短距離の三島 弥彦選手、長距離の金栗 四三(しぞう)選手という二人の大学生だった。

 

 大日本体育協会会長 加納 治五郎先生は
 二人から勇ましい言葉が聞けるものと期待していた。

 

 しかし

 

「私には日の丸を背負う覚悟がありません
 出来ればご辞退させていただけないでしょうか」

 

 それを聴いた加納先生は、こう諭したという

 

「初めて外国の要人と接した武士たちは
 袴にチョンマゲという出立ちを嘲笑される中
 侍の心を失わず、毅然とした態度で応じたそうだ
 君たちも彼らのように
 世界と渡り合う覚悟を決めてくれないだろうか」

 

それから101年後(2013年)

ここにもまた(テニスをする少年が映し出される。)

 

会議室で選手たちの前の松岡先生
「日本代表に共通しているもの。
 みんな、これを持っています。」

 

 「覚悟」とホワイトボードに書いた。
 下に「かくご」と振り仮名も書いた。

 

松岡先生

「心の中に覚悟を持っている。」

 

場面が変わってテニスコートで
選手たちの前の熱血、松岡先生。

ホワイトボードには

  心 気づき

目 =心 体
標   方法


     感…←見切れてた。

 

女性ナレーターさん
「海を渡ろうとしている少年たちに
 必要なもの。

 それは日の丸を背負う

 覚悟」

 

松岡先生のアップ(会議室内)
「本気で

 覚悟を

 持って

 やって欲しいんだよ」

 

松岡先生のアップ(テニスコート)
「覚悟とか
 本気さがゼロなんじゃないか?」

 

選手の少年のみのシーン
少年がコートに体育座りで座って
インタビューに答えている。

「自分もまだ、その覚悟ができていないので…」
しりすぼみに声が小さくなって行く。

 

修造チャレンジ2013春 ~覚悟~
3/5~8 ナショナルトレーニングセンター

 

女性ナレーターさん
「テニスで世界を目指す
 日本トップレベルにある子供たちが
 ここに集結しました。」

 

国別対抗戦アジア予選
14歳以下 日本代表

田中 優之介選手14歳
さっきの選手だ。

 

修造チャレンジには5回目の参加

福岡に住む3人兄弟の末っ子。

 

小学1年生から本格的にテニスを始める。

持ち前のパワーを武器に結果を出すようになる。

2011年 全日本ジュニア選手権
12歳以下男子シングルス 優勝

 

田中選手(公園でのインタビュー)
「才能は全然ないから
 努力で頑張りました。
 うふふ、うふふ」

初々しく恥ずかしそうに微笑む。

 

女性ナレーターさん
「そのとき優之介くんが
 かかげた目標は」

 

田中選手(自室でのインタビュー)
「ナショナルチーム(日本代表)に入りたい
 世界大会とかにもいっぱい出場したいし」

 

女性ナレーターさん
「そして今回、選考会で優秀し
 はじめて日本代表に選ばれたのです。

 目標の世界との戦いを目の前にした
 優之介くん

 

 修造チャレンジは
 その強化キャンプでもありました。」

 

松岡先生
「彼(田中選手)、パワーがありますから
 この中では一番だと思います。テニスは。

 誰が勝つって言ったら

 彼が一番強いんじゃないですか。」


国別対抗戦(14歳以下男子)
2011年 2位日本
2012年 3位日本

 

女性ナレーターさん
「これまで14歳以下国別対抗戦で
 2年連続表彰台に上がっている日本
 

 そのエースとして優之介くんは
 期待されています

 

 しかし」

 

松岡先生(コートの反対側から)
「ちがーう!空間がっ!
 もっと歩幅広くっ!広くっ!」

 

松岡先生(打ち返している田中選手のそばで)
「右足もっと後ろに持って行って
 ちが~うっ。」

 

女性ナレーターさん
「修造さんに歩幅が狭いと
 指摘されているにも関わらず」


松岡先生(打ち返た後の田中選手の後ろから)
「ステイっ。
 歩幅が狭いだろっ。(後ろから地面を指を指す。)」

 

女性ナレーターさん
「何度も何度も同じことを
 注意されてしまいます。」

 

松岡先生(コートの反対側から)
「歩幅広くっ!」

 

女性ナレーターさん
「マンツーマンレッスンでも」

 

松岡先生(打ち合いながら)
「狭いっ!(首を横に振る)

 雑にならないっ!

 スタンス
 狭いっ
 クロース
 広くっ

 ちょっと、こっち来いっ!」

 

ネット越しに1mくらいの距離で対峙する

松岡先生と田中選手。

 

松岡先生(ラケットを持つ左手をネットにかけたまま)
「君は日本代表として戦えるのかっ?
 君の心で、その心で戦えるのかっ?」

 

田中選手(小さい声で)
「今のままじゃ」

 

松岡先生(威圧的に)
「うぅ~ん?」

 

田中選手(小さい声のまま)
「今のままじゃ無理です。」

 

松岡先生(威圧的に)
「じゃあ辞めろっ。帰れっ!」

 

唖然とする田中選手

 

背中を見せて離れていく松岡先生
「帰れっ!
 帰れっ!

 ダイスケっ」と他の選手を呼ぶ。

 

居場所がなくなりコートから出る田中選手。

 

女性ナレーターさん
「優之介くんに何があったのでしょうか?」

 

そしてCMが入る。
CM明け。

 

女性ナレーターさん
「14歳以下日本代表のエースとして期待されている田中 優之介くん。

 しかし、そこには練習に身が入っていない優之介くんの
 姿がありました。」

 

さっきの指導されている映像が流れる。

 

女性ナレーターさん
「修造さんから
 何度も何度も同じことを注意されてしまいます。

 マンツーマンレッスンでも」

 

松岡先生(シャツに「一所懸命」と書いてあって素敵)
「狭いっ!
 この2日間言ってたの1個も入ってないぞっ!
 雑にならないっ!

 スタンス
 狭いっ
 クロース
 広くっ

 ノーミスッ
 ネットしないっ

 

 どうやってんだ?

 こうやって構えてんぞ(棒立ちでブラブラと変な姿勢をして見せる。)
 お前、こうやってんだよっ

 これで相手になるのかよっ
 

 普通、こうだろっ。(腰を落としたテニスの構えをして見せる。)
 こうやって構えるじゃん、みんなっ

 

 ちょっと、こっち来いっ!

 なんで同じ繰り返しするんだ。」

 

そしてCM前の下りに入る。

 

松岡先生(ラケットを持つ左手をネットにかけたまま)
「君は日本代表として戦えるのかっ?
 君の心で、その心で戦えるのかっ?」

 

田中選手(小さい声で)
「今のままじゃ」

 

松岡先生(威圧的に)
「うぅ~ん?」

 

田中選手(小さい声のまま)
「今のままじゃ無理です。」

 

松岡先生(威圧的に)
「じゃあ辞めろっ。帰れっ!」

 

唖然とする田中選手

 

背中を見せて離れていく松岡先生
「帰れっ!
 帰れっ!

 ダイスケっ」と他の選手を呼ぶ。

 

居場所がなくなりコートから出る田中選手。

 

女性ナレーターさん
「修造さんから厳しい言葉を突き付けられます。」

 

涙目で去る田中選手の映像に

松岡さんの声がかぶる
「君の心で、その心で戦えるのかっ?」

 

壁にもたれて他の選手の練習を見ている田中選手。

 

女性ナレーターさん
「そんな優之介くんの気持ちに
 修造さんはうすうす気づいていました。」

 

松岡先生(単独インタビューに答えて)
「日本代表になるって事に関しては
 自分が選ばれたっていう自覚と
 覚悟はというものは持っていて
 もらわないといけない。

 で、彼はまだ少なくとも覚悟はないでしょうね。

 まだっ。」

 

女性ナレーターさん
「その夜のミーティング。修造さんはみんなの前で
 再び優之介くんに心を問います。」

 

松岡先生(会議室のようなところで椅子に座ったまま)
「日本代表になるということが
 どうなんだおまえわっ」

 

一人立たされている田中選手
「最初はっ、はっ、自分は日本代表になりたくて
 頑張って、頑張って練習をして、この日本代表という
 立場になれたけどっ、なっ、なった瞬間に…

」黙ってしまう。

 

松岡先生
「どうなってんだっ、おまえはっ
 代表になることがっ」

 

田中選手
「嫌でしたっ(涙声だった)

 いやっ、ただっ正直っ、
 その時は怖くて嫌でした。(涙目だった)」

 

緊張して手にかいた汗をスウェットパンツを握って拭いていた。

 

女性ナレーターさん
「優之介くんから出た言葉は
 日本代表になることが怖くて嫌という
 衝撃的なものでした。

 それに対し修造さんは」

 

松岡先生(選手全員に向かって)
「お前たちっ
 逃げたくなるっていうのは
 日本代表、全員そうだろう。

 

 今回オリンピックのロンドンの
 内村さんとか見ててても
 どんだけ怖いところで戦ってんのか

 

 最初に言ったよなっ
 覚悟っていう話。

 

 僕はっニッポン代表
 だったけどっ

 怖くてしょうがないんだよっ

 

 自信持てませんって
 なんで言えないんだよっ
 はっきりとっ

 

 (両手を握って広げながら)
 そこからっ、こっちが頑張るんだろっ

 お前に自信を持たせるためにっ

 逃げないためにっ

 テニスがあるんだからっ

 

 これから2日間あるっ

 僕はっ今の段階じゃ
 君を選ばないっ(田中選手の方を見て言う)

 

 2日間どう変わるかっ
 すべてを出してっ」

 

田中選手(涙目だ~)
「はいっ」

 

女性ナレーターさん
「さらにミーティングで
 仲間たちから寄せられた
 優之介くんへのメッセージが読まれます。

 

協会?の人(眼鏡の男性)
「ちょっと読んでみますね~

 

 優之介は日本代表になっても
 しっかりやれると思います。

 

 日本一という自覚を持っていれば
 堂々とプレー出来ると思うし日本には
 自分以外の敵はいないと思って
 自信を持ってプレーしてほしい。

 

 プレーでみんなを引っ張っていく
 大切な人物なのです。

 

 プレーで世界に行って
 世界に勝ってきてほしい。

 

 日本代表として本気で頑張って
 良い成績を収めて欲しい。

 

 こういうメッセージがだいたいで
 みんなだねっ(言い直した。)」

 

メッセージが読まれる際
田中選手は正面の席でみんなと
向き合ってました。

 

松岡先生はみんなと同じ向きで
田中選手と向かい合ってました。

 

ときどきうなずく先生と選手達。

少し恥かしそうにしている田中選手。

いい画だなあぁ~

 

女性ナレーターさん
「優之介くんは
 何を感じたのでしょうか?」

 

自室に戻る田中選書の後ろ姿が
妙に凛としていた。

 

そして翌日の練習シーン

 

女性ナレーターさん
「合宿後半」

 

球を打ち返す田中選手の後ろから
松岡先生が声をかける。
「そおぅ~
 そのオープンスペース

 そのオープンスペースがあればいいよっ

 いいよっ

 いいよっ

 体をターンするところが大事だからっ」

 

その言葉に素直にターンのステップを
イメージトレーニングする田中選手。

 

素人目にも昨日までとは歩幅が違う。

 

ここまで書いて思ったがオープンスペースと聞こえるが
オープンスタンスかなっ?
テニスやってたの20年前くらいだからなあ。
しかも独学の我流だったし。

 

女性ナレーターさん
「そこにはふっきれた様子で練習をする
 優之介くんの姿がありました。」

 

松岡先生が声をかける。
「ナイスショット」

 

田中選手の声(画は練習風景のまま)
「やっぱり、まだ怖いです。
 怖いところもあって不安だったけど
 ずっと、ずっと独りで抱えてたから
 それをみんなの前で言ったら
 少しは楽になれて
 今日はもう好きな、自分の好きなテニスを
 精一杯頑張ったので頑張ったって感じです。」

 

すっきりした良い顔になっていた。

 

女性ナレーターさん
「そして合宿最後のミーティング」

 

松岡先生(最初がナレさんとかぶっていて聞き取れなかった)
「~~に参加できるよう覚悟がどれだけあるのかっていうのを
 伝えてほしい。

 

 今回の日本代表
 

 リーダーとして戦います

 

 優之介」

 

前に出て行ってみんなの方を向く

田中選手
「え~、自分は日本のシングルスワンとして
 しっかりプレーをして
 え~、自分も引っ張りっ、チームも引っ張りっ
 試合をして
 チームとしてっ1勝をあげたいと思いますっ。

 そして絶対アジアを突破しますっ。」

 

松岡先生
「君たち3人が

 覚悟と本気

 どれだけ持っているのかっ

 アジアの連中に見せて来いっ」

 

選ばれた3人が選ばれなかった
ライバルたちのところを回って
全員と握手していた。


女性ナレーターさん
「日本代表として世界と戦う覚悟を決めた
 田中 優之介くん14歳」
 

田中選手(単独インタビュー)
「やっぱりっ、うれしかったしっ

 あのっ、あと他の人も
 たぶん選ばれたかったと思うのにっ

 自分に握手するとき
 頑張れって言ってくれたので
 それを胸に刻んで(試合)やりたいと思いました。

 

 自分は日本代表としてっ
 しっかりっ戦いきるという覚悟がっ
 
 最後は少し覚悟ができてよかったです。」

 

キリリとした良い表情の田中選手

そして少年は日本代表となった。

 

修造チャレンジ2013春
 覚悟

 

感動した。泣いた。

松岡修造さんに惚れ直した。

ええ指導者にならはってはる。

 

田中選手に頑張って欲しいと思った。

 

他の選手達も

選ばれなかった選手達も

 

みんな~~~~~

がんばれ~~~~

 

おっさんも頑張る~~~~~

おっさんサル者(フットサル)だけどね。

 

努力は報われると信じて。

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