謝罪

とあるクラブの社長さんが、とある大会での敗戦を

チェアマンに謝罪するんだそうです。

とあるクラブに対して、批判的な記事になりますので

あえて固有名詞は使いません。お心当たりのクラブがあったとしても

もしかしたら違うクラブかもしれませんので、コメントとかでいじめないでください。

まず、「4部」相当のチームに、「1部」のチームが負けることが

謝罪が必要なほど大問題なことなのか。プロアマ混在で、一発勝負の

トーナメント戦、真剣勝負をやっていたら、たまには驚くような結果が出ることは

あります。その社長さんは、それをご存じないのか。

そのクラブが大好きな「世界」を見たら、その手の番狂わせは腐るほど

転がっているわけですから。

どういう意味で謝罪するのか知りませんが、さっさと負けてしまって

観客動員やメディアの露出に影響が、と考えているんだとしたら

勝手にこの国のサッカーを背負わないでいただきたい。

真剣にやってなくて負けた。で、それを謝罪するんだったら、

そんなの謝罪じゃ済まない。でも、そうではないんでしょう。

また「格下」のチームを馬鹿にしていると取る人だっていることでしょう。

「4部」ではあっても、相手もオトナで真剣にやってるわけですし。

勝負の世界に絶対はない。でも、そのクラブには「絶対」があるんだそうです。

絶対に負けちゃいけない？相手は絶対に勝てないってことなんでしょうね。

どうしても誰かに謝りたいのだったら、

お金を払って試合を見にきたサポーターに謝っておけばいい。

そして、リーグに謝るんだったら

繰り返される一部サポーターの素行不良と、いつまでたってもそれを

改善できないフロントの力不足であるはずです。

もともと好きじゃないからかもしれませんが、敗戦をリーグに謝罪という

ニュースを聞いただけで、妙にそのクラブの上から目線と問題意識のずれと

思い上がりを感じてしまうのは、僕だけなのでしょうか。

くだらない謝罪のポーズをするくらいなら、もう少しクラブ内の問題を1つずつでも

しっかり片付けたほうがいい。それくらい、そのクラブの抱える問題が

根深くて、深刻なんだということなんでしょうけどね。