もう「次」なの?
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orange fantasia
2014年03月17日 23:27 visibility73
今日になって、23日のスタジアム“封鎖”が正式にアナウンスされました。
また、チケット以外のキャンセル料などについても、基本的には全額
浦和負担という方向になりそうです。マッチデープログラムも休刊。
スピード感は別としても、まず清水サイドに対する謝罪の言葉から始まり、
必要最低限の対応はきちんとされているようです。
で、今回書いてみたのは、メディアの報道について。
このスタジアム“封鎖”を伝えるニュースの中で
清水サポーターからスタジアム周辺での応援を求める声が
それなりに多数あったという記述があるものが、一部でありました。
詳しい割合や数などは書かず。浦和と清水の多くの声というような
書き方でしたので、印象としては双方とも多いような感じです。
ただ、見つけた範囲では1社だけ。これが事実なのか、それとも
独自情報なのか。どう考えても浦和の方が圧倒的に多いとは
思うのですが、あえてこういう書き方をする意味ってなんなんでしょう。
あと、広島戦での勝利を「みそぎ勝利」と表現した報道。
まだ、受けた処分すら終わってないうちに、みそぎが済んでしまうのって
どうなんでしょうね。
「ごく一部」ってのは、埼スタだけでなく、メディアの中にもいるようです。
清水の社長は「直接の謝罪を求めない」立場です。Jリーグの処分について
まず清水側の入場を打診、「なり済ましを見分けられない」という、
ある意味浦和サポーターを信用できないから、という理由でそれも却下されると
それ以降は大人の対応です。電話で浦和の社長から謝罪を受け、直接
お詫びにお伺いしたいという浦和の社長には、まず試合の運営をと返答。
でも、県内メディア以外で記事になってたかなぁ。
Jが初めての、各方面に大迷惑をかける処分を出したっていうのに
チェアマンは当日スタジアムにはいかないそうです。それもまぁ
無責任と言えば無責任ですが、
あっ。そういえば浦和のサポーターだったけ。自分自身も
応援を自粛ということなんですかね。
いろいろなところで「次にもしやったら」的な発言が多いんですけど
まだ、終わってないんですよ。23日を“無事に”済ませたあとで
初めて次の話なんじゃないかな。みなさん気が早いこと。
次に、赤い少年たちのお話です。
で、某サポートリーディングチームの声明では
清水の「し」の字もなし。一番迷惑をかけることになる相手に
謝罪ひとつできない「リーダー」じゃ、進む方向は期待できないです。
自分たちさえよければ、それでいい。
暴れたもん勝ち。
自分たちがされたら嫌なことを、平気で他人にできる。
サッカーという、2つのチームがなければ行えないスポーツで
対戦相手に対する敬意も、配慮も、何もない。
だったら、紅白戦を、ずっとやってればいい。
相手がいるから、勝負できるんです。
Jには他にも、いわゆる「素行不良」のサポーターグループ(個人)はいます。
悲しいですが事実です。浦和だけの問題ではありません。
でも、良い面ではなく悪い面で他を圧倒しちゃってるのが浦和サポーターである
ということは、おそらくほとんどの方が感じていることだと思います。
それは決してかっこいいことでもないし、良い面でカバーできることでもありません。
スタンドを聖地だと言い、リーディングチームを自称しちゃうくらいの責任感や
プライドがあるのなら、浦和関係者だけに謝罪して終わりにするような
みっともない行いはできないはずですよね。クラブがアナウンスするまえに
「23日はおとなしく、心の中で応援しようぜ!」って呼びかけるくらいのこと
できなかったんですかね。
浦和のフロントの対応に、サポーターグループの声明。
ここで、一瞬別の話に飛びます。
北朝鮮は、それまで認めてこなかった日本人の拉致を認め、
総書記が遺憾の意を表明。一部の被害者の帰国を認めました。
これを手放しで喜ぶ人って、いますか?
したことを一部だけ認めて、大半を人になすりつけた上でのわかりにくい謝罪。
帰国を認めたのも、だいぶ後になってから。
未だにきちんと解決されたとは言えない状態です。
それまでの北朝鮮の対応に比べたら、ましになった。
でも、まだまだ常識的な「合格レベル」にはほど遠い。
そんなところでしょう。
で、戻ります。
この2つ、似たようなものだと思うのは、私だけですか?
人権の無視(軽視)、様々なルールを無視した度重なる傍若無人の振る舞い、
都合の悪い現実を無視し、責任逃れや責任転嫁に、話題のすり替え。
決して全然違うものだとは思えません。
一度壊れたものは、元に戻すのが大変です。浦和というクラブの「信用」が
もともとあったかどうかは別にして、信用してもらえるようになるのは
とんでもなく大変です。それは、1試合や1週間や、1シーズンで終わる話じゃない。
浦和だけじゃなくても、一番厳しい目を向けられる。それもまた、当然です。
一番ひどいことしてきたんですから。
もう一度お願いします。
声の大きさと、予算規模と、トラブルだけがビッグなクラブじゃなく
本当の意味でのビッグクラブになってください。
ビッグなクラブが存在するためには、それ以外のクラブも必要です。
比較対象としてのスモールがあるから、ビッグになれるわけです。
ブーイングするなとはいいません。酒を飲むなともいいません。
観戦帰りの花火は、控えてほしいですけど。
いずれにしても、ルールは守りましょうよ。
JFAではU-12の試合で、グリーンカード制度を奨励しています。
今回出された処分は“イエローカード”のようなものだと思われます。
グリーンでイエローが帳消しになるわけじゃありませんが、
グリーンカードを出したくなるようなこと、期待しています。
そういえば、浦和の作っているという映画。
今回の件は、どう扱うんでしょう。
楽しみだなぁ。
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- 事務局に通報しました。
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