
僕だけの思い出
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トミ(*´д`* )
2007年10月24日 13:57 visibility51
仕事中の事
お暇な時間を少し頂いた
上野に足を運び
いつも気になっていたラコステの白い靴を買いました
凄く欲しかった白い靴
気になって眠れなかったあの靴
何度も何度も夢にでたあの靴
値段はかなり高かったけど思い切って買いました
会社帰りの夕暮れ
近くの公園のベンチに腰をかけ
箱から新しい靴を取り出し履いてみた
日暮れの公園では子供達がサッカーをしていました
なんて幸せな時間なんだろう
新品の白い靴がとても眩しい
沈む夕日が僕の靴をより一層輝かせた
暫くベンチで履いた靴を眺めていると
子供たちのボールが足元に転がってきた
子供達は僕に『ボールを蹴り返してくださーい』元気一杯だ
ボールは泥だらけ
恐らく随分長いことボールと遊んでいたのだろう
僕にとって足元に転がってきたボールを手で掴み投げ返す事は容易な選択なはず
しかし僕はボールを蹴って子供達に返した
お気に入りの白い靴の右足側面が茶色の泥まみれに
子供達の『ありがとうございまーす』の声に僕はにっこりと微笑みを返した
暫くすると、子供達の母親が我が子供を迎えに
『夕飯の支度できたから帰るよ──』
『帰ったらお風呂わいてるからねぇ──』
子供達が一人、また一人帰宅の途につく
そんな光景になぜか切なくもあり、寂しくもあり
そして懐かしい感じがしました
僕にもそんな時代があった事をしみじみと感慨深く思います
日が沈む頃
僕も一人でお気に入りの靴を履いて帰りました
両足が泥だらけになっている事も気付かずに──
後日、友人に買ったばかりの白い靴がなぜ汚れているのか聞かれたのですが
その時の事は僕だけの秘密です
- 事務局に通報しました。

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