“ベッカムの想い”を無駄にはしてはいけない。

『切れた…』


自力でベンチ前まで来たベッカムが、レオナルド監督に言った言葉はあまりにも“意外な”フレーズでした。


昨日行われたセリエA対キエーヴォとの試合中、後半35分過ぎの出来事です。

是が非でも勝利が欲しいミランは、ゴールを目指して戦っていました。もちろんベッカムも献身的な動き出しでした。


そして、問題のシーン。接触したわけでもなく、突然ピッチに倒れこんだベッカム。


当初、大した怪我には見えませんでした。



『アキレス腱断裂』


今シーズンはもちろん、W杯にも間に合わない大怪我です…


何のために、オフシーズンにひとりイタリアに来たのか。。。


それを思うと、とても辛いです。



交代枠を使いきっていたミランは、ベッカムが退いたあと10人で戦い、ロスタイムに劇的なゴールで勝利。

首位と1ポイント差に迫りました。


ただ、喜びはありませんでした。



試合終了後、帰路に着くベッカムは、とても自分の目的が潰えたとは思えない落ち着いた顔をテレビに見せていました。


もちろん、気丈に振る舞っているのはわかりますが、改めて“素晴らしい選手”だと強く感じました[e734]


今日には手術が行われるようですが、これまでの彼の努力を無駄にはさせたくないですね。


ミランそしてイングランド代表は、彼の意志を引き継ぐ義務があります。


心から早期復帰を祈っています[e734]