マッチカードあれこれ 番外編 近鉄バファローズ編


実質的にマッチカードではないのですが、やはり出しておきたいなというものです。
第1弾マッチカードあれこれ。(山形イーグルス編)
第2弾マッチカードあれこれ(西武ライオンズ編)
第3弾マッチカードあれこれ(千葉ロッテマリーンズ編)その1
第4弾マッチカード 番外編 千葉ロッテマリーンズ その2〜フリーマガジン〜
に続く第5弾。
今回は本棚を整理していた際に出てきた合併前の近鉄バファローズ広報誌です。





大阪ドーム関連の広報誌なのでしょう。





いま振り返ってみると北川が近鉄の人間だったんだよなと改めて感じましたね。

いまのオリックスでの待遇があまりよいものではないだけに、
(ファーストかDH,外野ばかり集めていますからね。)
せっかく大阪に行ってたんだったら、甲子園とかではなく、
大阪ドームに足を運んであげたほうが良かったのではないかと思ってみたりします。

ま、個人的な感情で親会社の近鉄が嫌いというのがあったんですがね。
10.19の影響じゃないですw


大久保選手の妻、大東めぐみさんのコラムなんかもありました。
大久保さん、引退した後何やってるんでしたっけ?
社会人のコーチとか聞いたような気がしますけど・・・。


大阪ドームが作っているからなのでしょう。
阪神や讀賣の主催試合のことについても書いてあります。

見てて思ったのですが
「ターゲットがしっかりしてないよね」
ということです。
たそぁもパシフィックというのは税金対策だという大義名分があり、
高度経済成長の中、沿線人口が上昇したことも相俟って「何とかなる」という計算だったのかもしれません。
そして急速に伸びていった人口と同様に、藤井寺という場所の限界性から沿線外の大阪ドームに移転したのですが、同じ考え方をしていたうえに、
バブルの産物である志摩スペイン村の大赤字の影響から銀行に「切れ」と言われてしまったのでしょう。
(志摩スペイン村って自治体と複数年の大型契約をしてしまったが故に、いくら大赤字でもかんたんに営業縮小できない現実があるそう。)
伊勢志摩なんていう遠すぎる場所よりも近場の遊園地ということで出来た「あやめ池遊園地」も近鉄が経営していましたが、これもリストラクチャリングの影響で閉園してしまいましたね。

今までの阪急・南海・阪神と同じ沿線に野球場を作り、通勤・通学輸送だけでなく、ついでに野球にも寄ってもらうという考え方?だったのでしょう。
ただ、レジャー事業全般に言えることはコンセプトやターゲットをしっかりしなかったが故にサービスが適当になってしまった。
逆にUSJやTDLがコンセプトとして成功しているのは間違いなくそういったところなのかもしれません。

だから親会社の業績悪化に伴い、閉鎖に至ってしまったのが「あやめ池遊園地」であり、「近鉄バファローズ」だったのかもしれません。

コンセプトとターゲット、そしてそこに見合ったサービスをしてあげないと、誰もきてくれないんですよね。
近鉄の場合、親会社の業績悪化だけでなく、大阪という都市自体が抱える大きな問題・・・例えば利権構造が渦巻くなかで公共投資をし続けることや、中国の技術移転などで大阪の東側の産業基盤が弱くなったという地盤沈下も要因としてありそうですが。

大阪に本籍がある人間としては、自分がかかわりあった街が
寂れていくことに危惧感と悲しみを感じてしまいます。
友人もいます。祖父もいます。

そのまちが、どんどん沈んでいくのを黙って見過ごすのがつらいです。
言いたいことはひとつだけです。
「行政だけじゃダメなんですよ。自分たちが自分たちのまちを作っていけるように努力しないと。」
と。

NSCの子が漫才の練習に使っていた公園を追い出されたそうです。
「千日前線の薄暗い市営地下鉄の使ってないホームはどうか」
と行政に働きかけたり、
「うちの地域に来て練習しなさい」
なんていう場所があってもいいと思うんですよ。
自分も仕事として何度か地域に携わっていったりする機会があるのですが、
はっきり言って「あれはダメ、これはダメ」なんていっている地域が何もやらず、やっても自己満程度で成長せず、結果自滅していってるんですよね。

野球と一緒だと思いますよ。
可能性とやる気をサポートしてあげるような人材を守って育ててあげない限り、そのチームは勝つことが出来ませんし。

もっと地域には貪欲になって欲しいなと思うのが今日この頃。




























































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