地域づくりと野球 2−3.優先順位をどうつける?


「地域づくりと野球」と題して
「地域づくりをしていく上で日本の誇るべき野球という産業は重要だ」という話をしていますが、
主に
「強い戦力であること」
「収益(黒字)を出す」
「地域貢献」
という3つの要素の順番に迷う場所が出てくると思います。

この件に関して東京都立日比谷図書館で「楽天が仙台で成功して、独立リーグがなぜ上手くいっていないのか?」で書いた楽天野球団の島田社長へのインタビュー(2005年12月26日号)の一部に載っていました。




まず楽天の優先順位の付け方はどうだったのか?
「仙台という地域で商売をしていくのだから、黒字を出すことは地域貢献をしてこそ」とここで、
1.収益を出す 2.地域貢献という順番が出来ました。


だから収益を出すべく
・足を運んでください。
・スポンサーになってください。
・ここで商売したいから協力お願いします

という講演を
・地元
・商工会
・地元企業
・自治体
の各ターゲットごとにやっていったことが
結果としてこのような順番で成功した理由でしょう。

写真は昨年の開幕前決起集会の際に出展していた
マリーンズの法人向けブースです。


で、戦力補強に関してなのですが、まぁ分配ドラフトでもお世辞にも良い戦力ではなかった。
だからこそ1から作っていこうと査定システムをデータスタジアムと提携して他球団の選手との「誤差」も反映する年俸査定用ソフトを開発したり、補強ポイントを冷静に分析したスカウティング活動などをしていった。


だから優先順位としては
1.収益を出す 2.地域貢献/戦力増強
だったのでしょう。
(地域貢献と戦力増強は組織的に別部隊の場所が多いので、そういうことなのかもしれません。)
さて、そこで次回はプロ野球チームの組織についてお話したいと思います。

って語れるほど多くの物はありませんがw
1.特別連載企画 「地域づくりと野球」 
2.「産業という側面でのプロ野球」
2−2.アメリカマイナーリーグの現状
2−3.優先順位をどうつける?
2−4.野球チームの組織って?

3−1.地域と野球「bjリーグ、アルビレックス新潟は本当に凄いのか?1」
3−2.地域と野球「bjリーグ、アルビレックス新潟は本当に凄いのか?2」
3−3.地域と野球「bjリーグ、アルビレックス新潟は本当に凄いのか?3」
4.地域づくりと野球 番外編「応援歌も地域密着。楽天の場合」
5.球場内飲食物持ち込みは是か?非か?!
6.「宇都宮にプロ野球は根が付くか」
7「金融機関と手を組め」
8.「球場でサンプル配り?」






















































chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。