黒田、日米通算２０００Ｋ達成も５敗目…４試合白星なし

米大リーグ、ヤンキースの黒田博樹投手（３８）は７日（日本時間８日）、敵地で行われたマリナーズ戦に先発登板したが、七回途中４失点で今季５敗目（６勝）を喫した。イチロー外野手（３９）は「７番・右翼」で３打数１安打。チームは１－４で敗れて連勝は４でストップした。

　黒田は一回に１点の援護をもらうと、二回にイバネスから空振り三振を奪って日米通算２０００奪三振を達成。最初の３イニングで５三振を奪うなど上々の立ち上がりで序盤を無失点に抑えた。

　だが四回二死からつかまった。中越え二塁打と２連続四球で満塁のピンチを迎え、ライアンの右前２点打で逆転を許した。なおも一、二塁から打ち取った当たりが遊撃手の手前で二塁ベースにぶつかり、打球の方向が変わる内野安打で再び満塁。次打者ベイの左前２点打でこの回一挙４点を失った。

　五回以降は粘りのピッチングで追加点を阻み、援護を待った。１００球を超えた１－４の七回も続投したが、一死からシーガーに右前打を許して降板。この日の投球内容は６回１／３を１１０球、８安打６奪三振４失点で防御率は２．８４。打線は初回の先制後は得点を奪えず３点差で敗戦。黒田は最近４試合で白星なしとなった。

　イチローは二回に左前打を放ち、連続試合安打を８に伸ばした。３点を追う第２打席は二ゴロ。七回の第３打席は遊ゴロに倒れた。