広島1-1川崎:広島の完勝でも良い位。それでもスコアはこんな感じで不思議なのがサッカー


試合前から「広島は、自分達のサッカーを必ず貫く」と川崎の選手達も言っていた。

それって、広島の選手達がJ2に落ちた瞬間、そして落ちた後の天皇杯で悔しい思いをしつつ、その悔しさと考えをJ2に居る間も胸に頭に体に残していたことがそのままされることになる。何よりも、J1で勝てるサッカーを追求し、それでJ2を優勝して、そのままJ1で借りを返して優勝するところまで覚悟を決めているかのごとくの表現力だった。

相手のわれらが川崎は、2008年天皇杯の長崎でボロボロにされ、分かっているにもかかわらず、またボロボロだったわけ。ACLの言い訳は何も出来ない。控え選手も居るわけだし、今回は火曜日にやってからの日曜日。いつもより一日長いし、真っ向勝負に行けるコンディションではなかったのであれば、それを表現すべき。

まあこの辺がミソなのですが、広島のサッカーも必ずしも優勝できるものでもない。逃げていなしても良かったんだよね。それは川崎もそうされたし、過去にいくつものチームが2位とかで終わってる。なので勝負の世界は終わってみないと分からない。勲章なしに「2位」だけが残っているかも。

とは言いつつ、試合前から褒めている通り、広島はすごい。

つーか、貫いた。「貫」って川崎のサポーターがまた最近縁遠くなってる感覚だよね。











Mind−1☆

2005年に上がってきて、磐田倒して、鹿島倒して、マリノスけちょんけちょんにして、b名古屋にも勝ち、浦和からもしつこいチームと思われ、東京とは引き分けばっかでオレンジのチームには勝てないけど、色んなもの貫いたよね。J2に居るときからJ1神戸に天皇杯で勝ったり。

重みないし、軽いんだよね。ばらばらだし。まあ高齢化、悪い内容だけど仕方ない状況に陥ってる。もう2003年から7年だもんね。少し変わってきてるけどね。キモチの部分では新しい選手が入って伝統にはなっていない感じ。Mind−1☆もソロソロ忘れられてきてるかもね。

これを広島がやってる、出来てることに感動。ただ、これで歴史に名を残せるかの保障は出来ない。次のホーム広島戦までに川崎らしいサッカーが出来上がってるかがポイント。勝っても負けても恨みっこなし。







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こころ一つにJ1へ。

そんな時代の川崎対広島を一人で思い出してましたが、どきどきしたのは最初だけだった。

高柳一誠が負傷×で高萩洋二郎に代わったんだけど、両方とも成長したねえ。

高柳動けてる間はミキッチが右サイド暴れまくっていたし、左の服部公太#17も「こんなに出来るんだ?」って感じで走っていた。服部なんか藤本主税と仲良しで、そのまま埋もれるかと思ったのに上手くなってる。右サイドミキッチは、ここで外国人を雇う広島はすごい。しかもヨーロッパ系。しかも3バックで右アウトサイドだもんね。これがどれほどすごいことか伝えたいけどあんまり説得力ないかな・・・。

まあ他のチームならFWかセンターバック雇うし、サイドアタッカーの外国人って日本に来てくれない。ヨーロッパなんてなおさら。守備と攻撃両方できるし、ミキッチはすごい。東欧系がまたいいよね。ヤルニとスタニッチが大好きだった私にはたまりません。



さて高萩が入ってから、川崎が押し込む。アップが出来てない高萩が広島の連動を止めてしまう。。高柳動けてる間は彼が川崎の中盤のギャップに入り込んでボールを受けたり、柏木や両翼、佐藤寿人と押し込んでいた。
この中盤での主導権を川崎のMF陣が制圧し始めると前半35分くらい、Vジュニオールが、広島のGK中林とバックラインの連携ミスを突き、ボールをかっさらってそのまま先制点。あまりにもラッキーな展開で、川崎にはおいしい試合かなあを思われた。

さらに前半ロスタイム、久々のチャンスでミキッチが前線に出て行った。PAに入ったところでトラップが大きくなった瞬間、ミキッチが倒れる。川崎DF伊藤に倒された感もあるが、最後のトラップが長かったため、倒されるのと同時くらいに寺田周平にボールをカットされていたような場面であった。たぶんその感じと、ミキッチの1枚目が余計な印象だったのか、ミキッチは2枚目のイエローカードをもらい退場となる。

これは川崎にとってはいい展開、広島にとっては危ない展開である。

でも、日記にこまごまと更新してあるとおり、広島は「あきらめない」し、「自分達のサッカーを貫く」こころと、それをやり切れる自分たちの技術・精神力がある。

そして皆さんがご存知だと思うんだけど・・・。

いやー、ここまで川崎フロンターレが押し込まれるとは全く思わなかった。

広島は3-6-1ベースが、一人退場で3-5-1に。
4-4-1だったかなあ?

森脇-中島-槙野が槙野-中島-森崎和になったのかな。森脇がミキッチの位置に出て、柏木と青山と高萩で頑張ってみる。

個人的に衝撃的だったのは、前は川崎が表現していたような「気持ち」・「空気」が広島に満ち溢れていたこと。テレビの中からだけどね。

しつこいかんじで、川崎でよく言われていた

「Mind−1☆」

てやつです。

一つ一つが大切で、選手の動きが連動してるから、ボールも良く回るし、最終的にフリーでゴール前に選手が出てくるし、シュートが飛んでくる。

川崎はセカンドボールをとるけどシュートで終われない。こねくり回してパスを出さないで流れを悪くする前線・・・。広島は最初は引いてブロック作るけど、一回ボールとったら、川崎がボールを奪えないパス回しと連動。

支配率は広島のほうがはるかに上。

で、流れが悪くてセカンドボールも拾えない、なんとも分けの分からない展開になってしまう。

川崎のバックラインでのミスで、失点と同じような特典を高萩が決めてからは、如実にそんな展開がずっと続いてしまう。

槙野、森崎和、中島の3人のシュートが印象的なのは一体なんだったんだろうか?と普通の人は思う気がする。だって、この3人は、一人少ない中でゴール前まで上がってきた3バックの選手なんだから。

佐藤寿人が最初にボールに触ってから、たとえDFだとしても、比較的前目でディフェンスをして残っていたら、匂いをかぎつけて前線に飛び込んでくる。これがサイドでも真ん中でも変わらない。行ける人間が飛んでくる。なんだか川崎応援しているのに楽しかったんだよね。

これが見たかったんだなあ、って。

本音は「これを川崎や代表戦で見たい」んだけどね。。。。

広島はこのやり方を貫いているけど勝てていない。ここはやっぱりFWが1トップだからなんだろうなあ。2トップだと中盤が一枚減るから、中盤の構成力が下がるのかな?天皇杯で見た、ゴール前に3〜4人がクロスに対して飛び込んでくる形があれば勝てると思うけど、ちょっと相手に引かれているところがあるので、勝ちきれてないかも。
天皇杯の柏戦なんかも、レイソルが良く勝ったなあという感じだったから。
※フランサ&李忠成マジック

相手のサッカーに対して褒めすぎなんだけど、こういうサッカーが根付いてくれることを願ってやみません。


一方川崎。

やぱり高齢化、そして走り負けるという事実から逃げているんだなあと。年齢が行ってしまっていて、走れない場合もなんとか若いチームに対抗できるやりかたって確かにあると思う。でも、そうしたいのであれば、今のやり方間違っている。

メンバーの選定もそうだし、フィジカルコーチが変わってからおかしいし。

あと、各チームが怖がっているFW,黒津勝の出番が全くないのも相当いただけない。各チームのサポーターが一番怖がっているのは黒津です。

真ん中で空いてひきつけて、そこから黒津なんかがボール持ったらやばいから。

ビデオみたり、ミーティングしたり、コミュニケーションとったりしてるのか、本当に不明。特にジュニーニョ、中村憲剛、村上、山岸、ヴィトール、テセ。試合中、聞こえなくても声掛け合ってサッカーやっているのかわかりません。

一体どうなることやら。

引き分けなのに全くの大敗に等しく、相手をほめるしかない試合だった


















































































広島のサッカーへの歴史と今と将来性に敬意を込めて五つ星!



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