投球間の野手の動き


「投手の投球と投球の間に野手がどんなことを考え、どう動くか」

 

これに注目するといろんなことが見えてきます。

ミスタータイガース掛布選手は、右手に土をつけたり、ペロペロなめたり、きょろきょろしたり、足元のグランド直しをしたり、せわしなかったですね。 彼なりの集中するルーティーンがあるのだと思います。

 

野手は、投手が次の投球の瞬間(バッターのインパクトの瞬間)に、自分が一番動きやすい体制(アスレチックポジション)に入るために、それぞれが集中する儀式を行う。 この動きがチームの野手全体で調和のとれているチームはだいたい守備の良いチームです。

 

この動きは人間の呼吸のようなものだと思います。

 

「吸って」「はいて」「吸って」「はいて」

 

リズムの良い投手が点を取ってもらえるのは、野手が守っていてこの呼吸のリズムに調和して次の攻撃にスムーズに入れるからではないか。 投球のリズム・テンポが極端に遅かったり、四死球が多い投手が打線の援護がもらえにくいのは、守っていてリズムが崩れ・疲れるから。

 

投球間隔15秒ルールの厳格な適用される今年。

ルールで明文化されて投手がせわしなく投げるのはかわいそうな気がしますが、守っている立場からすると、良いテンポ・良いリズムで投げる投手ほと守りやすいものはないと感じます。

 

テンポが良い投手の場合、ボールが続くときにあえてマウンドを離れて「間を作る」こともできるという、一石二鳥もあります。

 

この4試合のオープン戦に大きなピンチがなかったけど、当チームの投手達の「本当のピンチの時のマウンドさばき」が見れるのは公式戦のいつであろうか。

 

添付 : 松本幸行さん (ちぎっては投げ、ちぎっては投げ)

 

 

 

 

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