決勝戦を観て感じたこと
-
winters
2006年11月13日 13:44 visibility35
アジアシリーズの決勝を観戦して感じたことをふたつばかり。
まず台湾野球は確実に力をつけているということ。
まあラニューベアーズしかみていないのだけれど、
自らが言うように、日本野球の緻密さとアメリカベースボールの
力強さの融合を目指しているというのを明確に感じることができました。
ファイターズの継投の前にベアーズは13三振をしたわけですが
このうち見逃し三振はわずかに2つだけです。
これは初めて対戦する相手、負けが許されない状況で、
しっかりバットが振れていたということの証拠。
試合前の練習をみていても、力がある選手が多いことはわかるので
状況が状況ならば、やられていたかもしれません。
守備についても痛恨のエラーが決勝点につながったので
問題が無いというわけではありませんが、前日の中国の選手などに
比べれば数段上のレベルです。天性の体のバネの強さというか
身体能力の高さが感じられる選手も多く、日本なみの緻密さがこれに
加わればきっと脅威になることでしょう。
日本へやってくる助っ人外国人や指導者の往来も多く
日本プロ野球との関係はますます広がっていきそうですね。
それから、小笠原選手への対応について。
アジアシリーズになってから、小笠原選手へ慰留の声が大きくなってきました。
決勝戦の最終打席には、スタンドからシュプレキコールが起こりました。
私だって小笠原選手はファイターズに残ってもらいたい。
でも、インプレー中にアレは無いんじゃないだろうか?
彼だってものすごく悩んでいるのだと思う。
試合の間だけでもプレーに集中させてあげたかった。
今年最後の打席、悔いの残らないスイングをさせてあげたかった。
コールの内容も 「オイ! オガサワラ!・・・」 ってどうなのさ。
人にもの頼むのに呼びつけはないだろう。
前にも書いたけれど、新庄選手への慰留応援は引退前年の6月ごろから
球場でおこなわれていたのに、小笠原選手への対応はあまりにも遅かった。
広島のファンのみなさんが黒田投手へやったように、心をこめた願いを
シーズン中から小笠原選手におくっていれば
ファイターズも、もう少し状況は違っていたかもしれない。
優勝を争っているという状況の違いがあったのはわかりますけどね。
今となってはもう祈ることしかできません。
奇跡を信じて、うれしい知らせがやってくることを待ちたいと思います。
- favorite3 visibility35
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件