どんぐりの背比べ？(妄想ネタ)

「はにゃ〜こっちだよ〜、澪ちゃん」
「たやーい！(ふたりともつかまえるぞ〜)」
「澪、頑張って姉やん達を捕まえてごらん」
「ふぃー！(まてまてー)」

久々の雨で試合が中止になった甲子園。元気達は雨の中、服が濡れるのも気にせず遊んでいる。勿論元気達のようなことも出来ず、暇を持て余しているレーツェル監督は甲子園の室内練習場に向かっていた。

「アタシはあの子達みたいに雨の中遊べないからねぇ。…さぁて、今日は何しようかしら。ちわーっす」
室内練習場のドアを開けると、既に数人の選手が練習をしていた。その中には平野もいた。

「レーツェル姐さん」
「あら恵ちゃん、どしたの？」
何故か平野は練習を中断して、レーツェル監督の前に駆け寄る。そして彼女の横に立つと一生懸命背伸びをする。その頑張りが妙に微笑ましくて、レーツェル監督は思わず苦笑する。

「てか恵ちゃん、アタシの前で背伸びしなさんな」
「身長で姐さんに負けるのは我慢ならないんです」

平野のもっともな主張にレーツェル監督は思わずため息をついた。
「全く…貴方といいレッドといい…似た者同士なのね」
「え？赤星さんもそうなんですか？」
「うん。レッドもね、アタシが阪神に来た時はよくやってたのよ。まぁ、最近はあんまりやらないけどさ」
「そうだったんだ…」
「おっ、噂をすれば。やって来たわよ、レッドが」
赤星も練習場に入るや否や、背比べ対決中(？)の二人の元にやって来た。

「あれ？監督、平野と背比べですか？」
「そうよー。貴方も久しぶりにやる？」
「勿論、やらせてもらいますよ」



「おいゴンザレス、あいつらは何をやっとるんじゃ…」
「あれは背比べ対決じゃないんですかね？姐さんに憲広あんちゃん、それに恵一あんちゃんだ。何だか面白そうですね」
「…そうかのぉ」
遠くには三人の対決を楽しそうに見守るゴンザレスと、半ば呆れ返っている兄貴がいたとさ。



……やっと赤平コンビ＆姐さんの背比べ対決ネタ書けたー(笑)
今日の妄想は「どっこいどっこい背比べ」。ちなみに平野の口調は適当です。もっと研究せねばならんのう。
うちの赤平コンビは絶対に姐さんの前では背伸びしてそうですね。姐さんには身長で負けたくなさそうな。そこがまた微笑ましいと言うか何と言うか。…ある意味美味しいな、赤平コンビ(笑)