清原は江夏氏のように復帰できるのか？

清原和博容疑者が逮捕された。

遡ること二十数年前、球界の左腕エース、語り継がれるスーパークローザーが覚醒剤で逮捕されている。

江夏豊氏。

現役引退後は、野球解説者、映画、バラエティ番組出演など多方面で活躍していた。

しかし、1993年3月3日、覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕される。

タニマチや交流関係、いろいろな噂や陰口等もあった。

でも、球界ではある意味人望のあった江夏氏。

恩師である野村克也氏やフジテレビの野球解説者として活躍していた江本氏らが裁判などの証人として擁護した。

最終的に懲役2年4ヶ月の実刑判決を受け、1995年4月27日仮釈放。

一時の気の迷いで薬物に手を出して自ら指導者の道を失ったことが悔やまれるが、刑務所の規則に従っての生活の影響で、健康状態は劇的に改善したという。

本人はその後、球界にも復帰。

ここ最近は阪神等で、臨時コーチを務めるなど、球界への貢献に勤めている。

近年、あの当時を振り返り、弁護に立ってくれた友人達への感謝の言葉と共に「もし刑務所に行っていなかったら、僕はもう死んでいたかもしれない」と語ったそうだ。

対する清原和博容疑者、現役引退後、バラエティなどのテレビ出演はあったものの、ダーティなイメージは拭えず、球界の職務に就くことはなかった。

残念、びっくりという言葉より、世間はやっぱりという感想が広まっているという。

人望も評価は低く、引退後の彼を擁護する知人もそれほど多くは無いらしい。

十数年後、彼は江夏さんの様に復活できるのだろうか？

いつから手を染めていたのかはこれから調べて行くのだろう。

彼にも自身のブログで紹介しているように、別れたと言えども血の繋がった子どもがいる。

子供の未来を考えなかったのだろうか。

一時の気の迷いなら、子供のため、それでも慕うファンや仲間のため、きちんと更正して、いつの日にか、立ち直って貰いたい。