高校野球　神奈川の熱い夏！

高校野球、南北の神奈川大会が終わった。
神奈川高校球児の熱い夏に１つの区切りがついた。
公立高校がベスト４に２校も食い込んだ南神奈川大会。
結局２校とも準決勝で涙を飲んだが、その健闘に熱い拍手を送りたい。
そのうちの１つが、今は無き私の母校の血を引く高校であったことが、とても嬉しく誉れ高きことに感じる。
決勝は、横浜高校が横浜創学館を８―２で下し、２年ぶり１３回目の夏の甲子園出場を決めた。
南神奈川の第１シード同士の対戦となった決勝は、初回スクイズで横浜が先制。
抜け目のない横浜は、２回にタイムリー、３回は犠牲フライで得点を重ね、その後も卒のない攻撃を見せた。
打たれながらも要所を締めた土屋投手も見事だった。

北神奈川大会も公立の綾瀬高校がまた旋風を巻き起こした。
流石に、準決勝で大敗を喫したが、健闘を讃えたい。
昨年応援した桐光学園も準決勝で散った。
決勝は、甲子園への意地をかけ、東海大相模と慶応が点を取り合った。
追いつかれたら突き放し、突き放されても、今度は逆転。
逆転されたらさらに再逆転。
主導権の奪い合いも激しく、見応えのある感動的なゲームだった。
慶応が、９回に同点に追いつき、延長となる激戦。
その慶応が延長１３回２死から、タイムリーやツーランホームランを浴びせ３点を挙げ、東海大相模を突き放した。
９―６で勝利した慶応は、夏の大会は４６年ぶり１７回目の夏の甲子園出場を決めた。
４６年の重み・・・

●南神奈川決勝
横浜 　　　1 1 1 0 2 0 3 0 0　 8
横浜創学館 0 1 0 0 1 0 0 0 0　 2

●北神奈川決勝　　　　　
慶応　　　0 0 0 0 1 0 3 0 2 0 0 0 3 　9
東海大相模0 0 0 1 0 1 4 0 0 0 0 0 0 　6

２校を除く神奈川の球児たちの熱い夏が終わった。
勝ち抜いた横浜、慶応両校には、神奈川の球児達のその思いを大切に甲子園での健闘に期待したい。
奇しくも、春の選抜出場校が苦戦する中、神奈川は両校とも春夏連続出場を果たした。
層の厚い神奈川の地方大会を勝ち抜き、本大会に出場する両校は、まさしくツワモノだ。
きっとその強さを、この夏の甲子園で見せ付けてくれるだろう。

おめでとう、横浜高校！
おめでとう、慶応高校！

頑張れ、横浜高校！
頑張れ、慶応高校！