甲子園9/14〜17遠征記 �

16日、遠征3日目の朝を迎えた。
遅くまで騒いだ祝勝会の余韻なのか幾分頭が重い。
さらに遠征前から患っていた風邪が連日の猛暑による汗で悪化傾向にある。
鼻水、咳が若干悪化かな。
主治医に遠征前に予め処方してもらった風邪薬で何とか症状を散らし、体調の維持をキープする。
そして、目指すは、今日も若虎の虎の穴、鳴尾浜球場だ。
ゲームそのものよりも、鳴尾浜で汗を流す若手たちの姿を追うことが主になっていることは否めない。
午前9時、甲子園駅で、仲間と合流。
毎回甲子園には来るものの、鳴尾浜は行ったことが無いと言う、二十数年来の四国の仲間。
そして、どうしても大好きな林威助の姿を見たいと切望する昨夜の宴で一緒に盛り上がった関東からの遠征の学生。
みんなで、鳴尾浜に向かった。
今日の鳴尾も居残組みを中心としたメンバーが主となる。
昨日のように、阪神園芸さんのグランド整備が終わる10時前頃、まずは大橋君、そして、今日はルーキーの横山君がグランドに出てきた。
続々と、グランドに集まる若虎たち。
昨日いた、ジャン投手は不在だった。どうやら名古屋へ合流したらしい。
代わって太陽投手が帰阪していた。
そして、ストレッチや基礎運動を消化していく。
メニュー的には昨日とは違った感じで、特に基礎運動は念入りにやっていた。
その基礎運動の最中に、林威助選手も現れた。
そういえば日曜の鳴尾浜球場のスタンドは、昨日より、練習を見守るファンの数が激増していた。
デイリースポーツに、林威助選手の情報も出ていただけに、それを目当てに来ていた人も多かった。
台湾の旗、林を激励する横断幕なども一部に張られていた。
林は、若手たちが基礎運動をしている間は、ひたすら、アンツーカーを走っていた。
その後、基礎運動の後半の走り、いわゆるダッシュの練習から、若い選手たちに加わり、共に汗を流し、キャッチボールもやっていた。
キャッチボールが終わると、野手、投手に分かれてノック。
なんと林も、大橋、大城と共に筒井コーチの放つのノックの輪に加わり、捕球の感触を確かめていた。
ファームも残り試合が少なくなり、岡田監督の方針として林には実戦を消化してからの復帰を考えているとの言動から、レギュラーシーズン中の1軍復帰はなさそうである。
おそらく、フェニックスリーグで数試合実戦を踏ませ、クライマックスシリーズから起用するのではないだろうか。
一通りのノックが終わると、林はバックネットの方に近づいてきた。
なんと我々から5メートル以内の近距離に林くんが来た。
トレーナーとの会話も聞こえた。
声は明るく、心配はなさそうである。
程なくして、大橋選手のバッティング練習にあわせ、投げる筒井コーチを横目に、ベースランニングの練習を開始した。
実戦に向けて一歩一歩踏み出している証であった。
そんな練習光景をみているとやはり時のたつのが早い。

今日も、甲子園はデーゲーム。
昨日のように、いつもの観戦仲間との待ち合わせの時間もあっといまだ。
もう少し林を見ていたという仲間を残して、我々はまた甲子園へ向かった。

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