おめでとう!関本賢太郎選手


1996年夏の甲子園。
天理高校の1番打者で二塁手だった男。
日大東北戦で放った2点タイムリーツーベースが印象的だった。
その年のドラフト2位で阪神タイガースに指名され入団したナイスガイ。
その男こそ、関本賢太郎内野手だ。
背番号64を背負い、高卒新人ながらウエスタンリーグで80試合に出場。
二軍のレギュラーを獲得し、大型内野手として期待された。
しかし、チャンスをもらう前に度重なるケガに泣き、1軍デビューは期待に反して出遅れた。
ようやく1軍に出場したのは2000年 2試合5打数0安打の記録が残っている。
特に、その年の最終戦にはスタメンで起用され、翌年度の活躍を嘱望された。
だが、2001年には肩を故障。5月には手術を受けるなど、1軍どころがファームの試合にも出場できなかった。
彼がその潜在された能力を発揮したのは、故障が癒え背番号を44に変更した2002年だった。
その年の4月下旬に一軍に昇格。
5月25日ナゴヤドームでプロ初本塁打を放った。
今ひとつ、完全たるレギュラーポジションを取りきれないものの、2004年には完全に1軍に定着。
勝負強い打撃。ライナー性の美しく伸びる打球。
そして今年は確実性に定評がある小技も使える選手として、タイガースの勝利に貢献している。
そんな関本賢太郎内野手が、7月8日にプロ通算500安打を貴重なタイムリーを放って決めた。
2アウト満塁のチャンスで、その定評のある勝負強い打撃力を示すべく、貴重なライトへのヒットだった。
今年は現在まで、セ・リーグ断トツの「29犠打」を決めるなど、2番打者としての技も磨きつつある。
特に、今年は移籍してきた平野や藤本、坂などとの壮絶な定位置争いもある中、数少ないチャンスに活躍。
存在感を示している。
タイガースの貴重な戦力に成長した関本。
まだまだ1000本、1500本、そして2000本と上を目指して欲しい。
彼のヒットは、犠打とともに、2008年の優勝に向けた原動力の一つとなっていることに間違いは無い。
厳しい定位置争いは、今後も続いて行くだろうが、虎戦士として存分に力を発揮して欲しい。
関本選手、とりあえず節目の500安打、おめでとう。



























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