祝！タイガース、開幕戦で今季初勝利

昨夜、プロ野球、セ・リーグが開幕した。
既にパ・リーグは始まってはいるが、阪神ファンの私にとっては、昨日が実質上の開幕という感慨が深い。
これから、秋までの間、タイガースの戦いに一喜一憂して行きたい。
さて、この開幕戦。
最近の阪神は、開幕初戦を落すことが多い。
だからこそ今年は、すんなりとまず1つ目の白星を挙げ、以後の戦いに弾みをつけて欲しい。
そんな気持ちを持っていた。
初の開幕投手を務めた安藤は、立ち上がりこそいい投球を見せたが、なんとなく制球が定まらず、２回、４回に失点し２点を先行された。
それまでの相手の寺原は、快調なピッチングで、ヒットを許してくれなかった。
しかし、それをしっかりと打破したのが、主砲、虎のアニキ金本だった。
２点を追う四回、一死一、二塁の同点のチャンス。
２-３からの６球目、ここまで好投していた寺原から放った打球が、右中間の最深部へ抜けた！
手術後の膝の状態も気にせず、兄貴は一気に塁を走りまくった。
二塁ベースを蹴りあげ、三塁へ！
ランナーの平野、新井も本塁を駆け抜け一気に同点。
思わず涙が出た・・・
辛い膝の怪我の手術から数ヶ月、オープン戦でも、島野さん追悼試合のあのアーチ以外ヒットすら打てなかった。
本当に今年も大丈夫なのか・・・
開幕を迎えた瞬間でもその気持ちは晴れなかった。
しかし、そのアニキが三塁のベースにいる。
猛虎２００８年の幕明けは、この金本の貴重な同点タイムリースリーベースで幕を開けたと言っても過言ではないだろう。
この闘志が有る限り、金本は、タイガースは、大丈夫だ。
金本の闘志に、躊躇なく打ちにいった今岡も集中力を発揮し、逆転タイムリーを魅せてくれた。
安藤には、完投も期待したかったが、いかんせん球数が多すぎた。
しかし、代打の葛城もきっちりと２塁打を放ち、赤星の犠打、新戦力の平野の犠飛できっちりと追加点をもぎ取った。
この１点も、とにかく大きかったと思う。
後は、ＷＫＪＦできっちり。
渡辺も今年もやってくれそうだ、久保田も珍しく３人で締めた。
投打がきっちりとかみ合い、タイガースが見事に勝利を収めてくれた。

１つ目の勝利を開幕初戦で獲得する。
ファンにとっては溜まらない。
今年の初勝利はいつかなと心配するよりも、この１つの勝ち星でまずはホッとする。
４年ぶりの開幕勝利。
そして、今年の虎にも、日々歓喜の昂りを我々に与えてくれることを期待したい。
ありがとう。初白星。
勝利に感謝

横 010 100 000=2
神 000 310 00X=4
[投手]
（横浜）
寺原-入来-三橋-山北-木塚
（阪神）
安藤-渡辺-久保田-ウィリアムス-藤川
[勝ち投手]
安藤 1勝
[負け投手]
寺原 1敗
[セーブ]
藤川 1S