巨人、ビジターでの試合前シートノックを廃止

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通常、ビジターチームは、試合３０分前から１０分間のシートノックを始める。すると試合までの時間が２０分しか無くなり、あまり余裕の無いまま試合に臨むようになってしまう。そこに疑問を呈したのがイチローだった。
ＷＢＣの時、「どこまでが練習で、どこからが試合なのかがわかりにくい」と緒方コーチに進言し、すぐに監督へと伝わった。
実行したところ、ナインからは非常にいい反応が返ってきたそうだ。
ぼく自身、この試合前のシートノックの積み重ねが、日本野球の連携を生み出していると考えていた。しかし、先攻の１番打者がバタバタと打席に入るというのもあまり好ましいことではないのも事実だ。これも１番打者として生きてきたイチローならではなのかもしれない。
こういったことを言える雰囲気というのは素晴らしい。原辰徳が固定観念に捉われる方ではないというのもこの雰囲気を作り出してる要因なのだろう。