「なんで俺をスタメンで起用してくれないんだ。俺はチームを勝たせるために日本に来たんだ」

HARA Spirit −原辰徳オフィシャルサイト−ホリンズの闘争心      2007.6.10
http://www.hara-spirit.net/cgi-local/diary/diary.cgi?file=story&key=070610

交流戦前のドラゴンズ戦で、ホリンズは監督である原辰徳に自分の気持ちを伝えました。原監督は、「もう少し守備をなんとかしろ。スタメンで起用する選手は、打つ、打たないより、どれだけ守れるかの方が大事だと思っている。」とはっきりと伝えました。

原監督は自身のサイトでこのように書いています。
『キャンプから彼を見てきましたが、守備力には隙がありました。走力、肩には問題はないのですが、時に気の抜けたプレーをしていたのです。しかし、それ以後のホリンズは違いました。外野守備練習でも、しっかりとやり、試合でも気の抜けたプレーはなくなったのです。』

日本人としてこういう部分は見習わないといけないと感じました。自分が起用されている理由。逆に起用されない理由。それぞれが理解していないことには、次に繋げて行く事が難しいんですよね。
こんな風に、自分の意思をぶつけることのできるホリンズはもちろんのこと、それに対して納得の行く言葉を返す原。両方ともプロだなと感じました。こういったやりとりを繰り返すことで、信頼関係は深まっていくんです。選手の側から気持ちをぶつけられる事がない。そのことに疑問を持たずにいるのは、指導者としていかがなものなんでしょう。
こういうことって実社会でも言えますね。僕らの世代以降って、あれやれこれやれって言われても、納得しない限りは動かない傾向があります。だからこそ、僕のほうから「どうしてですか?」って質問をするんです。多くの人は、「はい。」って聞くものだと思っているもので、その反応を予測してないんです。最近の高校野球の指導者などは、その若い選手の傾向に対して順応してきてると聞きます。これっていい傾向だと思います。
今、振り返ると、もう少し大人に質問をしておけばよかったと後悔してる部分はあるかもしれません。言われる事に慣れてしまっている部分、多かれ少なかれ誰にでもあるかもしれませんね。

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