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リーグ戦第13節 ジェフユナイテッド千葉VSガンバ大阪
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エダザクラ
2007年05月27日 20:23 visibility37
5月の試合はすべて終了。
終わってみればジェフはリーグ戦、ナビスコ予選含め2分5敗。
とうとう勝つことができないまま1ヶ月が過ぎ去ってしまったのだ。
試合内容だけについて言えば悪くない試合だった。
でも選手達の顔が物語っていた。
「悪くない」と言われたところで喜べるはずもない。
試合終了の笛と共に座り込んだ羽生。
真っ赤な顔をして鋭い目で宙を見つめた水野。
汗か涙かわからないが顔をユニフォームで拭った、Cマークをつけた水本。
口を真一文字に結んだ巻。
納得が行くはずがない。選手たちの表情はそう言っていた。
前半から積極的にボールを繋いで、果敢にガンバゴールへ襲いかかるジェフ。
パスもワンタッチでよく通っていた。
パスカットもちゃんとできていた。
サイドチェンジも有効だった。
マグノアウベスやバレーという恐ろしいツートップに脅かされることもあるが、
そこまで危機迫ったシーンは少なかったように思う。
最大の歓喜は前半21分に訪れた。
羽生の上げたセンタリングを、巻が体全体を使って懸命に落とす。
それを新居がシュート。
ゴーーール!!!
悲鳴にも似た大歓声がフクアリを包んだ。
飛び跳ねながら、泣いた。
J2の鳥栖から今季ジェフに移籍をしてくれた新居。
ゴールに対する嗅覚は優れているとわかっていても、
実際にゴールネットを揺らすことはなかった。
何よりも、新居自身がホッとしたに違いない。
1点のビハインドで前半を終えたガンバは、後半から猛攻撃。
後半22分には、羽生が受けたボールを拾おうと態勢を整えようとしてるところへ
明神がそのボールを奪い、ゴール。
ちょっとした隙を見逃さない攻撃力はさすがだ。
これで1-1。
このまませめて勝ち点1でも・・・なんて甘い考えが過ぎった後半44分。
PA外、ほぼ中央。絶好の位置で遠藤にFKを与えてしまった。
見事なFKだった。
美しい弧を描いて、遠藤の放ったボールはゴール右隅に突き刺さった。
1-2、逆転負け。
めまぐるしく攻守が切り替わり、目が離せない試合だった。
好ゲームだった言っていいと思う。
でも、選手と同じ気持ちを持ち続けるならば、満足してはいけないのかもしれない。
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