ケース打撃って何?

  • brown
    2006年05月26日 13:06 visibility86

4回、末永が1死一塁から左前打で走者を進めた。だが、続く福井は遊併殺打。
7回1死満塁も代打・森笠が見逃し三振。
8回1死満塁から末永の右前適時打で1点をとったが、
なおも8回1死満塁の場面で後続が併殺打。

 

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あと1本出ていれば、勝てたともいえるし、
打線につながりがなかったともいえる。
決定打がでなかっただけ・・・・  
去年までのカープであれば、そこまでの反省で終わりだったかもしれない。

 

 

しかし、ブラウン監督によると、問題はケース打撃にあるらしい。
試合後の記者会見でブラウン監督はキレた! 

 

「私はケース打撃をとても大事にしているし、
それができるチームは優勝できる。
当然ケース打撃に苦しむ選手はたくさんいる。
しかし、今までの監督経験の中で、
こんなにケース打撃ができない選手が多いチームは初めてだ。」

「計11安打で1得点。
ケース打撃ができたのは4回やって1回だけ。3回失敗した。
いつもと同じ気持ちで打撃ができていない」

「一生懸命、取り組んでいる彼らを誇りに思っているが、
成功しないと私はどうしてもカッとなる」


各新聞をみると、「ブラウン赤面で激怒」と書いてあるが、彼は本気で怒っていたのか?
なぜ、そう思うかというと、彼が選手を矛先にして怒るのは珍しいから。

今回も、記者会見のはじめは笑顔だったらしいし。

彼が興奮したのは

旧あるいは現コーチ陣に対して?報道陣に対して?やはり選手に対して?
これまでも、キャンプ初日にカミナリを落としたこともあるが、
あれは若手に奮起を促す為だったと認識している。

 

いずれにせよ、「今チームが取り組むべき最大の課題はケース打撃である」
ということを内外にアピールしたかったのは間違いない。

 

 

地元、中国新聞のブラウン語録によると、
彼の発言はもう少し落ち着いたものになっている。
ケース打撃ができないのは技術的なものではなく、
精神的なものと考えているようだ。
教育が必要だとも述べている。
そして、ケース打撃さえできれば優勝できるとも。

 

「能力はそろっているから、あとは教育だ」
「いつも通りの気持ちで打席に立てるようにならないといけない」


「ケース打撃」は個人の裁量で行うものなのか、
それとも、サイン指示などチームの作戦として行うものなのかも問題。


ひたすら強攻するのではなく、
バントやエンドランなどサインで攻めを徹底させるべきとの意見もあるが、
彼のやりたい事はそんなことではないと思う。


当日どのような指示が選手にあったのかは不明だが、
彼のいうケース打撃とは、最低限、指示なくても外野フライや右打ち、

当たりがよければヒットになる打撃を要求している?


やっぱり、プロは求められるレベルが高い。

日本人がバントは成功して当たり前と考えるように、

ブラウン監督の考えではケース打撃も必須の技術なのか。 


ここまで書いた後、
昨日唯一打点をあげた末永のコメントを読んで、微妙な気持ちになった。
「あの場面は点差があったので、
外野フライという考えではなく、ヒットを打って行こうと思っていた」・・・らしい。

 

やはり、バッターには常にヒットを狙って欲しい。
大体、確実に犠牲フライや右打ちができる技術があれば、ヒットだって打てるような気もするし。

イイ球がきたら鋭く振りぬくことだけを考えてたらダメなんだね。

 

ケース打撃って何?
ブラウン監督のいうケース打撃が確実にできれば、たしかに優勝できそうだけどさ。

 

・・・・・・・・ホント、難しいね。

 

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