斎藤広野

いろんな選手への思いはありますがまずは直属の後輩に向けて。




広野は、浦和東高校の後輩であり、中央大学の後輩。



僕が大学四年の時、教育実習で浦和東に帰った時の三年生でした。



三年生のくせに進路の事を全然考えていなかった広野に中大を進めてみたらとんとん拍子で大学の練習参加が決まり、



広野が練習参加をし、紅白戦をやっている横で当時中大の監督をしていた山口芳忠監督の隣に座り、めっちゃ媚売って、
広野を入れてやってくださいと言った覚えがあります。



でもそんな必要は全くありませんでした。



あっさり実力でスポーツ推薦を勝ち取ってしまいました。


大学も決まり、広野のご両親にも
大変感謝されました。



「はい、僕のお陰です」

と、ご両親には言ってあります（笑）


そして大学卒業の時にまたまた進路に悩んでいた広野に横河武蔵野ＦＣに誘ったのも自分でした。


この時も依田監督にも媚売って入れてやって下さいと言ったら、もうチェック済みだよと。かっこ良く言われた覚えがあります。




結局、僕の媚の力を必要とする事なく広野は自分の力で進路を決めていきました。




そして翌年、ゼルビアに僕達二人とも行く事になりました。

最初にゼルビアに入る事が決まっていた広野は上から目線で



「 ゼルビア来ちゃいなよ 」



的な感じだったのでぶっ飛ばしてやりました。



そんなこんなで、出会ってから七年？八年？、そして同じチームで三年間一緒にサッカーをやってきましたが、とうとう別の道を歩む事になりそうです。



僕は広野に対してはいつも厳しく接してきて、文句ばかり言ってたんで、あんまこーゆーことは言わないんですが、



このゼルビアでの二年間は広野にとっては不本意な結果に終わってしまうけど、


これでお前のサッカー人生が終わる訳じゃないし、




ここでの悔しさを、


二年間素晴らしい監督の元でプレーした経験を、



それらをほんとに受け止め、考えて、そして努力して、努力して、努力し続けて次のステージから必ず這い上がってきて欲しいと思う。



自分次第だぞ。


お前なら絶対やれる。



頑張っていれば必ず報われるときが来る。



頑張れ広野。


ほんとに頑張れ。



俺も負けない。





そしてありがとう。








最後に一言、



弱いからウイニングイレブンも練習しておけよ。