大宮サポ大いに敗因を語る 湘南新宿ラインにて

  • kazu
    2011年06月20日 06:39 visibility160

大宮戦の帰りの湘南新宿ライン。目の前に座っているサラリーマン風の男が


隣の少し若い男に大宮の守備について話していた。


その時点では俺が川崎サポとは彼は知らなかったと思う。


青木、ダイゴ、上田、藤本とかの名前を列挙して駄目さ加減をこぼす。
山瀬、小宮山への対応がまずいらしい。それだけ両選手が良いと解釈。
埼玉ダービーでは弱い浦和に2点差を追いつかれたことにも言及し、
しきりに理路整然とぼやく。どうやら新潟戦からおかしくなってきたらしい。
俺はイチョンスがはずしまっくてくれたのがうちの勝因だよと思ったが沈黙を通す。



若い男はしきりに相槌をうっていた。聞き上手のいい人だ。
若い男が赤羽で降りたので、俺が敗因語り部おじさんの隣に座った。
わざとらしく無料配布された大宮のマッチデープログラムをかばんから出し、
いしかわごうさんの川崎の記事を読みだす。ちょっといたずら気分。

語り部おじさんはチラッとこちらを見て気づいたようだ。無言で、
「ムム、こやつ川崎サポか」
俺も負けずに心の中で言った。
「へー、左様でございます。本日はどうもご愁傷様なことで」
すると敵も心の中で叫んだ。
「調子に乗りおって、この仇は等々力でとらせてもらうぞ。
2008年に0-2から大逆転した試合をよもやお忘れではおるまいな」
テレパシー念力で俺も応酬
「なにを、こしゃくな。返り討ちじゃ」

すると大宮サポさん突然に態度を変えテレパシーで伝えてきた。
「エージ、プレミアリーグに行くかもしれませんな。エージの活躍は本当に
大宮サポの誇りですわ」
こっちも負けずに友好テレパシーで
「おっしゃるとおりです。川崎サポもエージを誇りに思ってます。
先日、あいつが等々力に来ましてね、元気そうでしたよ。
エージのこともありますし、J1昇格も同期お互いこれからも仲良くやりましょうや」
すっかり友好的な大宮サポが目で語った。
「また、等々力で会いましょう。その時はお手柔らかに。今度はもらいますよ」

大宮サポは新宿で下車したのでした。
めでたし、めでたし。 

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