クライフイズム

その昔、三浦知良選手がセリエＡのジェノアに所属した時は


日本代表選手の所属クラブ欄に、セリエのクラブ名が付いた時は感慨深かったけど


今、ミラン、インテルに所属している日本人がいるんだから、えらい進歩したような…

でも、まあ、今、このクラブはELレベルやELにも出られないような過去のクラブですからね


カズがいたころのミランやインテルの輝きと言ったら、そりゃあ、キラキラしてました！。


世界のリーグで、一番、セリエが輝いてたんじゃないかなぁ…



何が言いたいかって…




今の日本代表に魅力を感じない。



スタジアムに空席が目立っててビックリした。


2006年以降から感じてたけど、本当、魅力のないチームに成り下がった。


基礎的な技術のトラップ一つにとっても、そこで浮かしちゃうんだ…と代表ならではの厳しい見方をしてしまうからなのだろう…。


しかし、私達の代表が素人みたいなトラップされると、自分だって代表に選ばれても良いんじゃない？と思う選手も多いだろう。


代表はそうじゃないんだ！。もっと輝いていなければならないんだ！。


私は面白いサッカーが見たい。
代表なんだから、世代交代は実力でやって欲しい！。



で、前半20分が限界だった…。


もうこれ以上は付き合ってられないほど、だらしない試合を見せられ
個人的には原口選手、柏木選手、金崎選手に期待しているんだけどなぁ…

突き抜けられるタレントだと思うんだけど

この3人はクリエィティブでもあるのに、なんか、噛み合ってないんだよなぁ。

この3人を一緒に出すなら4-3-3の3トップにしてみるのも面白いと思う。


むしろ、今の日本はドリブラーが多いし、縦に行ける選手も多いんだから


アジアレベルなら、3-4-3でもいいような気がする。
もちろん、色んなオプションの一つとしてですよ。


フォーメーションを変えても
今も昔も変わらないもの

それが
TOTAL FOOTBALL

その創始者でもある

ヨハン・クライフ


奇しくも、昨夜、中村憲剛選手がTwitterで『14番に注目』とツイートされてて

不思議な縁を感じ


病状を『今は2-0でリードしてる状況だ』とコメントされてて、例え、苦しい状況になっても逆転を信じてただけに…


ヨハン・クライフ氏の訃報は

とても残念で悔しいです。


私はクライフ信者でもないのですが…


私の血にはクライフイズムが流れてるのは間違いない。
それはクライフに影響されたのではなく、サッカーを楽しむことを大切にしてれば自然なものであり、当たり前の事です。



今のエミレーツスタジアムの観客が失われかけてるもの…
アーセナルまでもがアンチフットボールになろうとしてる。

唯一、バルセロナ以外でもサッカーの楽しさを伝えられるクラブなのに…監督解任論が出ている事が残念
自分たちのクラブのアイデンティティを忘れないで欲しい。


そう…

カンプノウにはクライフが植え付けた哲学がある。


フットボールを愛するあなた達の心にもクライフが残ってる事を願う。



『美しく敗れる事を恥と思うな、無様に勝つことを恥と思え』




『現代のサッカーは楽しさが欠けている。子供の頃から走ること、戦うこと、結果を求めることばかりを追求し、基本的な技術すら身につけないことは馬鹿げている』



『まずボールコントロールだ。それが全ての基礎だ。ボールをコントロールできないようなら、ボールを追いかけて走るようになる。それではフットボールではない。他のスポーツだ』



『私が現役の頃は、サッカーが楽しくて仕方がなかったが、時代が変わったのだろうか？顔を引きつらせ、拳を握りしめながらプレーする選手は、プレーを楽しんではいないし、サッカー選手というよりも陸上選手である。私は理想主義者だから、サッカー選手を求める』


モウリーニョが台頭してきて、アンチフットボーラーが増えてもクライフは言い続けた。



サッカーとは何だ？



結果も大事だけど、結果よりも大事な事がある。
それは小さくて儚いものだけど、難しい事にチャレンジし続けること

カンプノウの住民たちはそれを理解して
偉大なバルセロナを作ったんだ。


もっともっと深くサッカーを楽しめ！



そして最も優れた言葉を遺してくれました。

『本当に素晴らしいフットボールは、国境を超え、自分の属する国籍までも忘れさせ、人々を熱狂させることだ』



そうなんだよね。
本当に素晴らしいフットボールは、性別も年齢も肌の色なんて関係ないんだ。

やっぱり
私も理想主義者（ヨハン・クライフ）なんだろう…。

ありがとう、クライフ

国籍も世代も違うけど
もっと、あなたの声を聞きたかった…
永遠のお別れだ…

しばらくの間、あなたを思って泣いてるけど

あなたが遺してくれたサッカーを楽しむ事を微力ながらも伝えていきたい。

ご冥福をお祈り申し上げます。