天皇杯雑感(柏サポとガンバサポとターン)
-
ともじ歩
2009年01月02日 19:24 visibility36
一夜明けて落ち着いたところで感想なんぞを。
圧倒的にボールを支配しているのにかかわらず、ペナルティエリ
アまで入っていけない。ミドルシュートを打つだけ。たまに逆襲を
食らう。
いやな感じだ。2年前の天皇杯決勝レッズ戦と試合展開が似てい
るのだ。あのときも、後半終了間際に速攻で失点した。ほとんど攻
めていたにもかかわらずだ。
今回も、確かにGKの藤ヶ谷がスーパーセーブを連発していた。
だが、何度スーパーセーブしても、1点入れられれば意味無いのだ。
あれだけ窮地を救ってくれた山崎が播戸と交代する。播戸は、最
近チャンスを決めていなかった。その播戸が延長の後半にゴールを
決める。不思議なものである。
さて、雑感。
柏のサポは、試合前から楽しそうだった。拡声器で、なにやら話
している。そして続くサポ全体の笑い声。いつもこんなアットホー
ムな感じなのか。うらやましい。
柏サポが作った「Yes We Can」の文字。柏カラーの黄色に白抜き
文字。美しかった。そこまで用意していないガンバサポは、柏サポ
に対して拍手をしていた。こういう相手サポへのリスペクトは、見
ていてうれしくなる。
サッカー用語で「ターン」という言葉がある。これは、相手ゴー
ルサイドに背を向けた状態で味方からパスを受けたとき、後ろに敵
がいないから、前に向けるよ(ターン)という意味である。これ、
我々40代以上の年代の草サッカーでも使う。もちろん、ガキのころ
にはなかった用語である。これとは反対に、「背中に敵がいるよ」
とか、「敵が近づいてきているよ」という場合、「マノン」と言う。
これは、人がいる(マン・オン)という意味の用語。ちなみに「マ
ノン」は、我々の世代では使わない。ちょっと照れるのと、現在の
日本のサッカーでは使用を推奨していても、世代的に知らない人が
多いから。
さて、長くなったけれど本題。
バックスタンドの最前列に座っていたため、サポーターの応援が
とぎれるときは、陸上トラックが間にあっても選手の声は十分聞き
取れる。
あるとき、ガンバの選手がパスを受けるときに「ターン」という
指示を受けていた。それに思わず腰抜かしそうになった。比較する
のは失礼かもしれないが、私の草サッカーレベルだと、十分に「マ
ノン」なんだが。いやあ、あの間合いだと「振り向ける」実力があ
るということ。すばらしい。
ガンバが優勝を決め、バックスタンドにやってきたとき、思わず
「ゆっくり休めよ」と声かけてしまった。あと、私の心のMVPで
ある藤ヶ谷にも声をかけた。振り向いてはくれなかったけど(笑)。
お疲れさま。いいお年玉になりました。
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件