フチボウ 美しきブラジルの蹴球

 重い本だった。内容ではなく、本そのものの重量なのだが。
 ハードカバーの単行本で、ページ数も多い。読む機会は通勤時間
だけなのだが、通勤時間には、毎週サッカーマガジンを読んでいる
し、ナンバーのサッカー特集は一応読むし。だから読み終わるのに
結構時間がかかった。常にカバンに入れていたのだが、いつもずし
りと存在感があった。


 しかし、ただページ数が多く重いだけではない。興味深い情報が
満載だった。


 カナリアのユニフォームの誕生秘話。
 ガリンシャの足が曲がっている理由。
 ロナウドが仏W杯決勝前に痙攣をおこしたことと、その顛末。
 サッカーと黒魔術との関係。


 ブラジル人は、どんな場所にでもサッカーグラウンドを作る。例
え、ジャングルや川の中でも。ほかにも、赤道の真上にハーフライ
ンを置いているスタジアムがあるそうだ。
 ブラジル人は、何にでもサッカーにしてしまう。ボタンでやるサ
ッカー。車でやるサッカー。


 この本を読むと、いかにブラジル人がサッカーを愛しているかが
分かる。そして、ブラジルが、サッカーで世界一であることも、理
解できる。



 そうそう。
 スコットランド戦。いやあ、いい感じにまとまっていて、見てい
て楽しいチームに仕上がっているんじゃないの。みんなで、ゴール
パフォーマンスを決めてやるっていうノリがいいなあ。
 弓矢のポーズは、広島の選手が持ち込んだのかなあ。
 ともあれ、2014年あたりが楽しみである。

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