生きてこそ�

  • ヒデ
    2007年04月27日 13:03 visibility43

深夜の1:00頃、病院に到着した。自動ドアはもうあかず、夜間入口から入った。人気のない、静まり返った病院は何となく不気味で嫌である。夜中に病院にくること自体、昨年の11月に妻の祖父が危篤で駆けつけたことを思い出すので嫌だ。急いで、義理母から聞いた病室へ駆けつけると、そこには11月に駆けつけた時と同じような姿で横たわる義理父の姿があった。妻は動揺しすぐにベットにかけよった。
「お父さんどうしたん、大丈夫」と妻は問いかけた。
「大丈夫だよ」と酸素マスクごしに、いつもより力のない声で答えた。
ただこの時もまだ、事態を重く受け止めておらず、今はつらそうだが、2〜3週間くらいで退院できるだろうと妻も私も義理母も思っていた。

担当の看護士から現在の病状と今後のことについて話を受けた。腸閉塞に関する外科的な検査は明日行うとし、入院に関しては2、3週間だとこの時は確かに言っていた。
今夜一晩の注意事項としてとにかく安静を保ち、しばりつけてでも動かさないことだと注意を受けた。
母が寝るためのベットを用意してもらい、夜通しで看病する決意を固めた。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。