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生きてこそ�
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ヒデ
2007年05月10日 12:50 visibility33
その後、心拍数が強心剤を打っているにもかかわらず下がり始め、体温も40度を超えた。
医者からはもう強心剤を打つしかできることがないと告げられた。ここで皆最後の覚悟をした。
もうまわりはすっかり朝になり、普通の1日がスタートしている。私は自分の両親に電話をかけた。
「義理父が死にそうだ。準備をしておいてくれ」と。
私の両親は本当に驚いていた。
病室には本当に多くの人が集まっていた。家族、親戚はもちろんのこと、親しい友人等本当に多くの人が集まっていた。そして来る人、来る人がこの状況が信じられないようであった。
妻や義理母、義理妹、義理弟、義理祖母達の姿が直視できなかった。皆、覚悟はできているがまだあきらめておらず、なんでこんなことになっているのか呪っていた。
本当に良い義理の父であった。やさしくていつも私のことを気にかけてくれていた。そしてなぜかきがあったのでよく二人で遊びに行った。そしてよく一緒に飲んだ。釣りを教わった。カメラを教わった。本当に多趣味でおしゃれでかっこいい人だった。料理もよくつくってくれた。そしてなによりも妻をこんなに素敵な女性に育ててくれた。そして私にまかせてくれた。本当にありがとうございます。もうそんな御礼の言葉しかでてこなかった。
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- 事務局に通報しました。
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