みんなのクラブ

今年のホーム参戦で3敗目。
ここが昇格の分岐点だと思い、無理してでも早退して、ユアスタに行った。
この試合で勝てないようであれば、仮に上がったとしても横浜の二の舞だと思ったから。
圧倒的に下位に強く、上位には要所での守備、決定力を示せなければ、昇格しても意味がない。
昇格してもすぐに落ちるなら、昇格しない方がいい。
ユアスタじゃ入りきれない客が呼べるような実力があるのか、本当に昇格する力と資格があるのか、それがこの試合だと決めていた。
1度ぐらい難敵に勝ったぐらいの実力では昇格する資格があるとはいえない。
強豪として成長しているかどうかの試金石とした。
疲れもあるだろう、
肉体的にもそうだが、どん底の夏場の低迷を一新させた4連勝で精神的なストレスもあるだろう。
でも、本当にJ1で通用する実力があるならここで勝たなければいけないという期待。
それだけで参戦した。


SSの2列目、いつもより南側。
左隣には体格のいいおやじ二人組み右隣は同年代の夫婦。
まったり気味の周辺の空気。
前半に点が入らないとつまらない席になりそうだと予感。
こちらはお構いなしに洋介がボール持って前を過ぎればすかさず「あげろ」、関口には「ボールをもらって勝負しろ!!」と騒ぐ。
ちょっと周りには迷惑だったかもしれない。スマンです。

確かに木谷のスライディングはボールから外れていたと思う。
エリア内だからPKなのは仕方ない。
でも、スライディングしなければ、普通のFWなら1点モノだと思う。
でもその前の再度を破られるようではいけないと思う。
こちらの内容はボールは支配していたし、惜しいシュートもあった。
7割以上の支配率はあったのではないだろうか。
しかし、たった一つのPK。
これがサッカーなのかもしれない。

愛媛の試合開始前のコアサポへのあいさつ、その実直さが勝利の女神を微笑ませたのだろうか。
遠く四国から平日のアウェー席には30人ほどいただろうか。
1万人対30人じゃ試合中はかき消されてしまっていた。
でも、懸命に声を出し続けていた愛媛サポには敬意を表したい。


最後は泣けた。
試合後、選手のあいさつが終わってからも「ベガルタ仙台」のコールは鳴り止まなかった。
選手が退場しても鳴り止まなかった。
結果へのブーイングでなく、「ベガルタ仙台!」のコール。
チームを信じているぞ、といわんばかりのコール。
ベガルタのサポでよかったと思った。
みんなのクラブだと思った。

さあ、選手達は次の試合からどう応えるのか、監督、スタッフはこの状況に甘えていいのか。
残り9試合でいい結果を出すと信じたい。

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