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完勝あとの完敗。それでも3位のサンガ!
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リオネル
2007年06月14日 00:41 visibility88
◎鳥栖スタジアム
◎観客数:4473人
◎天候:雨
◎温度:20.8℃
◎湿度:84%
◎風:弱風
☆フォーメーション
【サンガ】
田原
パウリーニョ
徳重(渡辺) 倉貫
斉藤 石井(加藤)
三上 平島
チアゴ 角田
平井
【鳥栖】
レオナルド(ユン) 藤田(谷口)
山口(山城) 高橋 村主 高地
日高 飯尾 吉田 長谷川
赤星
【前半】
本日九州地方は梅雨入り。
激しい雨が降る中、試合開始。
鳥栖の押し上げと戻りの早さにサンガは攻撃の糸口が見つけられず、中盤でのボール回しが多い。
前半15分くらいまでは鳥栖ペースで試合は進む。
15分 鳥栖右サイドから吉田から藤田へパスが渡り、トラップしターンしてシュートするも左に外れる。CK、スローインとサンガのピンチが続く。
18分 サンガ右サイドのスローインをパウリーニョがスルーして田原がトラップ、ターンして左足を振りぬくがコースにしっかり鳥栖のDFが入り、跳ね返りが再び田原へ右足でシュート、外す。
すぐさま左サイドのパスを今度は田原がスルーし受けたパウリーニョがゴール前へドリブルが大きくなりGKに押さえられる。
32分 サンガCBの角田が前線まで出てきてファール。イエロー。通算4枚目、次節出儒停止。
42分 サンガFK、CK2本とサンガの攻撃が続くがことごとくコースを切られて硬い守りを打破できず。
お互いチャンスはあるものの決定的なシーンは作れず、前半終了。
【ハーフタイムの監督コメント】
京都サンガF.C.監督: <!-- サンガ監督名 start -->美濃部 直彦 <!-- サンガ監督名 end -->
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・ファーストDFをはっきりさせて、攻守の切り替えを早くすること。
・2トップの2人どちらかが必ず相手ボランチへチェックへ行くこと。
・こういう厳しいゲームを勝っていかないと上へはいけない。勝ちにいこう。
<交代>
なし <!-- サンガハーフコメント end -->
サガン鳥栖監督: <!-- 対戦相手監督名 start -->岸野 靖之 <!-- 対戦相手監督名 end -->
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・相手ボールの時に楽にパスを回させるな。
・ボールを奪うときはなるべく前で奪いたいのでFWからディフェンスをがんばろう。
・サイドを基点に攻めていこう。
<交代>
なし
【後半】
激しい雨も落ち着き、後半はスパイクを変えた選手が目立った。
ピッチはスリーッピーなはずだが、すべってこける選手はいなかった。
両者中盤でのプレスからボールを奪い早い攻撃。
14分 鳥栖FKレオナルドのキックは壁に当たりこぼれ球をキープ。そのまま飛び出し左ポストに当てながらもゴール! 1−0
本日、岸野監督の誕生日。なんとしてもバースデイゴールをプレゼントしたかった。鳥栖イレブンの執念が産んだゴールか?
ゴール後、パンツの中に隠していた赤帽(岸野監督のトレードマーク)を取り出しかぶって監督の元に駆け寄り、祝福を捧げるレオナルド。スタは喚起の渦に包まれるが、この行為に対してイエロー。
京都も再三ボールを奪い前線へ押し込むが、鳥栖がコースを切りまくる。
とにかく前線の田原をターゲットにクロスを入れてセカンドボールで攻撃。の形が作れない。
一方、鳥栖は高い位置でのプレスでサイド攻撃を徹底。
17分 サンガ選手交代 FW徳重out MF渡辺in
25分 サンガ選手交代 DF三上out MF加藤in
サンガMF石井と鳥栖選手の間に転がったボール。石井はミドルを打ち、突っ込んできた選手と交錯。右足を痛める。
36分 サンガ選手交代 MF石井out FW西野in
鳥栖選手交代 FWレオナルドout MFユンin
サンガ3バックにしパワープレーで攻撃をしかけるが堅い守りを崩せず。
前線に、あっちむいてホイ的なボールを放り込むが起点を作れず。
40分 鳥栖藤田のシュート、キーパーのはじいた浮き球を山口(元サンガ)がヘッドで体もろともゴール。 2−0
サンガ渡辺からの左CK、ファーサイドの角田からパウリーニョがオーバーヘッドでシュートするもサイドへ外れる。
このとき何があったのか審判に抗議するパウリ。イエロー拝受。
キレてどうする。キレるのは技だけでいい!何回つまらぬカードをもらうんや!
もうこうなった時はサンガの負けパターン。
43分 鳥栖選手交代 MF山口out MF山城in
44分 サンガ斉藤のFKにファーサイドのチアゴのヘッドはわすかサイドに切れる。おしい…。
鳥栖選手交代 FW藤田out FW谷口in
ロスタイム4分。攻撃の糸口もつかめぬままタイムアップ。試合終了。
【感想】
岸野監督のインタビュー開口一番。
「かばい、うれしかー!」
あっぱれ選手一丸!!モチベーションの違いを感じた。
怪我人の治療などで試合が止まっている時でも選手同士がコミュニケーションを取る鳥栖に対しサンガは無言。
ドつぼにはまった時の気持ちの切り替えが全然できす、どたばた、あたふた…。
典型的な負けパターン。サンガは勝っても相手に同じよなプレッシャーを与えて叩きのめすという勝ち方はできない。
勝ち方がぬるいと言うか後味がスッキリしない勝ち方。
こういう時に福岡以外のチームに1点返す、同点に追いつくことが出来ないのがJ2で強いサンガではあるが弱いサンガたるゆえんである。
勝っても連勝しても、心から喜べないのは、その内容ではないか?
たとえ今の内容でJ1に上がれたとしても目に見えている悪夢を僕たちは知っている。
札幌や仙台の方がJ1でもそこそこやれると思えるのはなぜか…?
そこをクリアしないと目先のただの勝利だけでは納得できないのである。
目指している物が違いますから…。
だが、先のことばかり考えて勝っても負けても文句ばかり言っていても仕方ない。
だから気持ちを切り替えますので、一つ一つ内容のある試合をして下さい。
てんぱっている時に試合を落ち着かせる選手が中盤にいない。
徳重や倉貫にそのへんを期待するがどうもそうでないようである。
百戦錬磨の秋田盛岡みたいな選手でレギュラー取れて中盤より上の選手がいない、やっぱりいない…。
美濃部監督、正岡ジャイールコーチ、森下甲一GKコーチ…。サンガをJFLからJリーグに上げた中心選手だった。
古いサンガサポなら誰しもこのメンバーでこのチームで強くなってほしいと願う。
でも夢や理想だけで成績が伴わないと、なかなか難しいところもある…。
札幌が負けた!サンガも律儀に負けた。山形も負け、試合のなかった湘南と言うことで、勝った2位仙台との勝ち点差は3つ開いたが暫定の3位。
まだ希望はある。時節はホームゲームと言えども福井県。相手は2位仙台。
何としてでも勝とう!連敗だけはいけません!
ともに頑張りましょう! WE ARE SANGA!!
ド雨の中、平日遠征された皆様!お疲れ様でした。
TVでも応援は凄く聞こえてました。ありがとうございました!
気をつけてお帰りください。
- 事務局に通報しました。
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