川崎戦のビジュアル。
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SuZ
2006年11月08日 17:38 visibility1985
ご存知のかたには今更なのもしれませんが…こんな意味があったそうです。
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激励・追悼表す「鼓動」
レッズサポーターはここ一番の試合で、スタンドというキャンパスを使い、選手たちを奮い立たせるビジュアルパフォーマンスを展開する。
10月21日、優勝の行方を左右する浦和-川崎戦。5万人の観衆が埋めた埼玉スタジアムで、彼らが描いた絵は「鼓動」。相手側の一角を除いたスタンド全体がビニールシートで赤く染まり、北側ゴール裏の中央に白いハートが、そして心拍を示す波形がスタンドを一周していた。
ハートの部分はビニールシートではなく白い風船を使っていたため、その部分が揺れ動く様子は、まさに心臓の鼓動そのものだった。
選手とサポーター、そしてサポーター同士の一体感を表したこの絵は、闘莉王が「涙が出た」と語ったように、選手たちを燃えさせ、試合は2-2の激闘。レッズは勝ち点1を重ね、優勝に向けてまた歩を進めた。
実は、このパフォーマンスを推進したサポーターたちには、もう一つの秘めた思いがあった。10月21日は、5年前、急性心不全のため22歳の若さで亡くなった仲間、矢島篤史さんの命日だったのだ。
翌年02年から優勝争いに顔を出すようになったレッズだが、この01年はJ2から復帰した年で、彼が亡くなった時期にはまだJ1残留すら確定していなかった。栄冠を見ることなく逝った仲間に、優勝目指して突き進む、今のレッズの姿を伝えたい。そして、かなうことなら、もう一度仲間の心臓が動き出してほしい、という思いも込められていた。
この日、闘莉王のみならず、スタンドで白い風船を振りながら在りし日の仲間をしのび涙していたサポーターがいたのかもしれない。
清尾 淳/浦和レッズ・マッチデー・プログラム編集
10/24朝日新聞
ザッツ・レッズ・ワールド
http://mytown.asahi.com/saitama/newslist.php?d_id=1100014
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