そこにその価値はある。

  • tommy
    2006年07月09日 15:22 visibility73

今日は、『アフラックデー』。

 

試合前、『よーく考えよーお金は大事だよー』と

テーマソングをサポが歌う。

 

去年だったら、身に沁みる歌だったな。

確か強化のために使ったお金が10億円だったっけ。

 

お金をそんなに使わなくたって、J2だって。

 

黄色スタジアム。

ゴール裏だけじゃなく、バックスタンドまで巻き込んだ応援。

 

お客さんは入ってるし、雰囲気も最高。

 

 

そんなスタジアムで行われた第2クール最終節。

柏レイソルvs横浜FC。

 

柏のスタメンは、落合以外いつもと変わりないが、

小林亮がDFというよりもMFのポジション。3−5−2。

 

FW:北嶋、李

MF:平山、ディエゴ、山根、リカルジーニョ、小林亮

DF:岡山、落合、小林祐 

 

2分。柏。

前回の対戦と同じことを繰り返し、早い時間の失点。

 

横浜FCの初のセットプレー。

柏陣内中央右からのFK。アウグストがファーサイドへ蹴りこむ。

柏DFが振り切られ、横浜2番早川がフリーで抜けヘッド!

そりゃ、南にも止められず。右隅に決められる。

 

早い時間の失点に少し不安。

守りの堅い横浜。柏はこじ開けることができるのか。

 

嫌な予感は的中。

横浜は、前線はハーフライン付近まで下がり、逆にDFは

ラインを高く上げ、コンパクトな陣形にし、プレスをかける。

 

柏には、そのプレスを抜ける術がない。

北嶋のポストにボールははまらず、小林亮、平山が

サイドから崩しクロスを上げるが精度がなく。

 

また、真ん中から攻めると、すぐに2〜3人に寄せられ、

奪われるか、もしくは苦し紛れのパスを選択するか。 

 

横浜は、基本的に下がり目。ボールを奪われても3人位しか

攻めてこないので、危険な場面、決定機は作られない。

 

アウグストの個人技などで抜けられることもあったが、

今日はDFのがんばりが目立つ。最後の最後を抜かせない。

岡山、落合、小林祐。

 

とくに小林祐は、いつもなら抜かれて手で掴み倒してしまう

悪い癖も見せず(まぁ引っ張ってたけど)、最後まで堪えて奪う。

 

ボールポゼションは、柏の方が高いが攻め手に欠ける。

そんな前半が終了。

 

 

後半。

メンバーに変更なし。

前半崩せなかった横浜の守備をどう崩すか。

 

54分。柏。

何か淡々と始まった後半だが、ここで動きがでる。

 

センター サークル付近で小林祐がボールを奪う。

右サイドの小林亮、ディエゴとボールがまわり、

ディエゴが右サイドをドリブルで上がる。

 

ディエゴはPA付近でDFに囲まれ、PA内にいる北嶋へ。

北嶋は右サイドを上がってきた小林亮へ。

 

小林亮、ドリブルで深くまで侵入しクロス。

ファーサイドを駆け上がってきた平山がヘッドで戻し、

ゴール正面の李正面の足元にボールが入り、シュート!

 

ゴーーール!!!

 

うまく両サイドにボールを振り、フリーの選手ができた。

クロスの精度は微妙だったけど、平山がよく戻してくれた!

 

柏が同点に追いつき、横浜も若干前に出てくるようになり、

お互いに攻めあう状況が続くようになる。

 

69分。柏。

センターサークル付近からディエゴがドリブルで上がる。

攻めに出ていた横浜は枚数が足りていない、3対2の状況。

 

PA手前で右の李へパス。

李はPAへ進入し、DFが詰める前に左アウトサイドでシュート。

う〜ん、シュートに力無く、GKの正面。決定的な場面だけに残念。

 

そのまま横浜。

GKから前線の城へ。

城がKAZUへボールを戻し、ドリブル。目の前には柏DFが3人。

一人目をフェイントでかわし、二人目で止められる。

KAZUっぽいドリブルが見れて、ちょっとうれしい。

 

70分。横浜。 

KAZU⇔アレモン。残念。

横浜はもう一点を取りにきている。

 

74分。横浜。

スローインから前線のアレモンへ。

柏DF二人に囲まれるも、ワンタッチでかわしドリブル。

かわされた小林祐がついていき、PA内でギリギリカット。

 

そのまま柏。

レイソル陣内でリカルジーニョにボールがわたり、

そのままドリブル開始。センターサークル付近手前で、

前線の北嶋へ。

 

それまでボールが収まりきらず、ポストプレイヤーとして

十分な活躍が出来ていなかったが、その場面ではスルー!

 

スルーされたボールに走りこみGKと1対1.

落ち着いてボールを浮かせ、ゴーーール!!!

 

北嶋のスルーには、横浜DF全員が騙された。

李だけには、そのボールに込められた『意思』が通じていた。

逆転。

 

 

その後、横浜。

引き気味だった陣形を崩し、前に人をはりつけ、

ロングボールを送る場面が増える。

柏も李⇔大谷を交代し、4−4−2へ変更。

サイドの深い位置を埋めるためか。

 

後半ロスタイムに追いつかれた水戸戦の反省が

活かされているのか、危ない場面も守りきり試合終了。

 

柏レイソル2−1横浜FC。

貴重な首位決戦。逆転勝ち。

 

 

この試合の意味を選手も、サポも理解していた。

選手は最後まで戦い、サポは最後まで声を張り上げた。

 

選手とサポが一体となって掴んだ勝利。

試合終了後、恒例の歌と踊り。スタジアムは最高の雰囲気。

 

選手がストレッチを始めても、

いつまでも帰らずに勝利の余韻に浸る数多くのサポ。

 

そこに登場。岡山。

ゴール裏から、ハンドマイクを奪い、

『みんなで歌おう!、よーく考えよーお金は大事だよー』

サポもみんなで大合唱。

 

岡山さん、あなたにはその価値があります。

小野寺社長、お金は大事に使いましょう。

岡山選手を完全移籍で獲得しましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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