三十路男の熱き挑戦〜Vol.001〜

約1カ月ほど日記を更新せず 
自分の今後を考えて行動していた。 

20代最後の今年。 
過去を振り返る。 

何かに本気で挑戦したのか。 
自分の手の届かない高みを目指したか。 

サッカーでプロになりたいと夢を持っていた高校時代。 
埼玉県の強豪高校に進学し、部活に励むも 
同じ1年生なのにセレクション組はすでに1歩も2歩も進んでいた。 
全くの無名で平凡は自分には 
笑われるかもしれないけど「根性」しかなかった。 
部活では必死に食らいつこうとし、 
家に帰っても自主トレし、なんとか監督に顔を覚えてもらおうと必死だった。 
しかし結果オーバーワークとなり 
足が壊れ2カ月の運動禁止令。 
他の人よりも多く練習をしているとの自負で 
何とか保っていられたちっぽけな自信が崩れた。 
そして、部活をやめた。 
今思えば「逃げた」のだ。 
ここでスポーツ生活は終わった。 

そのあとは 
中学生のころからやっていた音楽活動に集中する。 

しかしデビュー目指し続けていた音楽活動も 
19歳の時にマネージメント会社との決別で挫折し、 
それからは「楽しむ」と掲げることで 
それから逃げていた。 
本気になるのに尻込みしていた。 

それからなんとなく 
「楽しむ」とか「趣味」とか言いながら 
本気になることから逃げていた自分。 

しかし、 
数年前から少しずつ本気になれることができた。 
それは「サッカー」だ。 

高校で挫折し、一度逃げたが 
同級生と草サッカーとして続けていた。 
それが時を経て、20代半ばとなり 
大会に出たり、リーグに所属したりと 
その中で「目標」ができた。 

スポーツでもビジネスでも何でもそうだが 
「良い結果」を求めるために 
「良いプロセス」を踏まねばならない。 
その為に日々の努力が欠かせなくなった。 

普通に過ごしていた日常生活に 
「目標」ができたことで 
なんだか生きている感じがした。 
大げさかもしれないがそう感じたのだ。 

それから、少しずつではあるがステップアップした。 

埼玉では私設リーグ(非公式)で優勝を目指した。 
しかし、色々な事情から古巣を離れる。 
次に神奈川県横浜市の地域リーグ(公式)所属のチームに入り 
昨年はリーグ2位となり次のステップへ進む。 
現在はキャプテンマークを巻いている。 

しかし、なにか物足りない。 
雰囲気が「競技志向」ではないのだ。 
大きな目標を掲げているわけでもなく 
上を目指して必死に練習しているわけでもない。 
まあ、最近は練習をしっかりやるようにはなったが 
全員の意識が上を向くには時間がかかるだろう。 

そんな中、 
数年前から夫婦で楽しむために始めたフットサル。 
いくつものチームに参加し 
「エンジョイフットサル」をやってきた。 
時に刺激を受けるプレーヤーやチームに出会うと 
自分の中の「競技魂」がうずく。 

次第にその状況にも疑問を持つようになる。 

そして、 
エンジョイから競技志向のチームへ 
参加することを決意する。 
そのチームはこれから県3部を目指す新設チーム。 
雰囲気は悪くなかったのだが 
なぜかコーチ兼プレーヤーに任命される。 
始めのうちはチームを強くすることが 
自分にもプラスになると思い両立していたが 
またしても疑問を感じるようになった。 

自分はなんのためにフットサルやってるのか。 
監督になりたい? 
プレーヤーとして上を目指すのが目的だったのでは? 
今のまま同じ環境で良いのか。 
大きな壁に出会わないこの環境に 
満足しようとしている自分がいる。 
いや、また同じだ。 
次なる高みへ挑戦するのが怖いのだ。 

それに気付かされたのは妻の一言。 
言葉の詳細は違ったと思うが内容的には 

「ぬるま湯につかって満足して、 
挑戦しないで、また逃げるのか」 

ガツンときた。 
なんだろう。バットで後頭部殴られたみたいな。 
とにかく衝撃だった。 

そうだ。こんな状況を目指したんじゃない。 
もっと自分を試すために色々変えようとしてきた。 
快く送る出してくれた仲間や応援してくれている人。 

自分に必要なのは「勇気」と「行動」だった。 

それを押してくれたのは妻。 
全てお見通しだったようだ。 

こうなったらやるきゃない。 
29歳10カ月の男が最後ともいえる挑戦を心に決めた。 

やる以上はレベルの高いところ。 
出した答えは「東京都1部」と「神奈川県1部」のどちらか。 

しかし、時期的にリーグ真っただ中。 
メンバー募集なんかしているはずもない。 
でも、行動しなければ始まらない。 

どうせ失うものがないなら思い切った行動をしよう。 
「東京都1部」と「神奈川県1部」の全てのチームに 
メッセージを送った。 

結果、9割9分が「お断り」の返答。 
まあ当然だわな。。。 

っが、1チームだけ前向きな返事がきた。 
神奈川県1部所属 NO☆BRAKES。 

「あなたの熱い気持ちはチームに合っています。 
ただし、現在リーグ最中なので入団はできませんが 
一度見学にいらしては?」 

即日、見学にいった。 

衝撃を受けた。 
全員の気合いに、声に、雰囲気にのまれた。 
淡々としている人は一人もいない。 
全員が熱い。必死だ。 

気持ちは一瞬で固まった。 

「このチームで挑戦したい」 

そうして、リーグ終了まで練習は見学、 
試合は応援という形で参加させてもらうことになった。 

9月中は見学応援。 
10月に入るとリーグ戦最中にも関わらず 
監督とキャプテンから「一緒に練習しましょう」との声。 
現在は練習生という立場でチームに籍を置いている。 

正直、付いて行くのがやっとだ。 
競技フットサルを初めて体験して感じたこと。 

「肉体改造」と「慣れ」。 

中距離や長距離を繰り返すための 
持久系になっている体を(サッカー仕様)、 
短距離を繰り返す持久力と 
瞬発系を持続できる体にする必要が大いにある(フットサル仕様)。 

サッカーとフットサル。 
同じフットボールであるが 
間合いやスピード感が全然違う。 

今までやっていたフットサルは 
全くと言っていいほど通用しない。 

でも、ワクワクする。 
練習は週3回。 
間の日は自主トレに必死にやっている。 
高校1年の時みたいだ。 

もちろん怪我に注意しながら。 
同じ轍は踏まないように!! 

今はチームで一番下手くそ。 
しかし年齢は一番上(FPのみ)。 

そんな状況でもう一度挑戦する。 
おそらく最後の挑戦になるだろう。 

だから何があっても諦めるわけにはいかない。 
何が何でもくらいついてやる。 

三十路男の熱き挑戦。 
絶対に諦めん!! 

今日の一言: 
いつもながら好き勝手やっているこんな夫を 
時には鼓舞し時には応援し時には批判しながらも 
温かく見守ってくれている妻に本気で感謝です。 
ありがとう。結果出します!!

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