
リーガ・エスパニョーラ第19節 レバンテvレアルマドリード
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hiro
2008年01月17日 04:13 visibility38
諸事情により、試合日から2日も経ってしまっての記事なので、試合展開等は省き、問題点などを簡単に書くにとどめます。
さて、リーガ折り返し地点の19節。
スタートメンバーは以下の通り。
GK:カシージャス
DF:トーレス、カンナバーロ、ペペ、マルセロ
MF:ガゴ、バティスタ、スナイデル
FW:ラウール、ニステル、ロビーニョ
■非効率的攻撃
対戦相手は最下位に沈むレバンテだったが、マドリーはなかなか得点を取れない。
ここ数試合、点を取るのに苦労している印象があったのだが、この試合でもその流れが変わらなかった。
問題は狭い範囲でしかプレーを展開できていないことにある。
ペナルティエリア幅に収まるような場所でのボールのやり取りが多いので、守備陣としては人数をかけてそのスペースを消せば次の展開がなかなか生まれず、比較的楽に守れる状態だ。
セルヒオ・ラモスが出場停止のため、右サイドの攻撃に迫力を欠き、マルセロも効果的な攻め上がりはできなかった。
サイドを広く使って展開すれば、トンマージが牽引するレバンテ中盤と最終ラインのプレッシャーを拡散させることもできたはずだが、そういう形を使うことができていない。
ロビーニョにスペースを与えられれば形になることはこれまでの試合ではっきりしているが、レバンテもそれを理解し配慮していた。そうなるとマドリーは苦しい。
スナイデルがパスによる打開を期待されているが、それもならず。
■得点後は何とかなる攻撃
55分にバティスタに替えてグティを投入したのは、この試合におけるスナイデルの効果の薄さを感じたからだろう。グティ投入後も手詰まりの攻撃は変わらず、シュスターは71分にスナイデルに替えてイグアインを出す。
中盤の守備はガゴに任せ、とにかく攻めたい、という交代。
75分にイグアインのクロスが相手の手に当たりPK。ニステルが決めてようやく先制。
点数が動いて、レバンテが守備一辺倒ではいられなくなればスペースもできてくる。
87分グティからのパスを受けたニステルがミドルシュートを決めて2−0。
マドリーは62%ボールを保持し、14本(枠内8本)のシュートを放ったが、効果的な攻撃ができたのは点数が動いて以降だった。
スペースがある状態では、力量あるマドリーに選手たちが優位に立ち、効果的な攻撃ができるのだから、どうやってその状態を作り出すか、という点が課題だろう。
また、ディアラの代役として出場したガゴは、前へ前へとボールを供給しようという、「違い」を出そうとしていたが、まだまだこれから、といった印象。
ただ、ディアラと同じことをしようとしては、フィジカル面で上回るディアラと競うことは無理なので、違うスタイルを表現しようとしていることは正しい。今後の改善に期待したい。
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