
指導者の言葉
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かべ
2009年06月10日 22:16 visibility75
カタール戦、みんなバテバテだった。
特に俊輔と中澤は見ていてかわいそうなくらい、フラフラだった。
今日くらい二人を休ませてあげてもよかったのではないか。
ウズベク戦で見失いかけたキリンカップの良い流れを思い出すためにも…と、ベストメンバーで望んだのだろうが、結果的には、ただ疲労が蓄積されただけ。
完全に監督の采配・判断ミスだと思う。
しかし、そんなことよりもショックだったのがロスタイムのチームの姿だ。
最後の5分は完全にピッチ上の選手がバラバラ、闘莉王は気持ちばかり先走って周りが見えずに上がりっぱなし、本田・松井も続いたため、前線の5人と後ろの5人が完全に分断され、カタールにいつ逆転されてもおかしくない展開だった。(相手もバテバテだったから、助かったけど)
ふがいない試合で引き分けたという結果よりも、最後のところでチームがばらばらになってしまったことのほうが深刻だと思う。
それを岡田監督も感じたのだろうか。試合後のW杯出場報告会での彼の台詞、
「選手を活かしてやることができなかった。」
これはチームの前節までに感じたチームとしての一体感を失いかけている状況を嘆いてのものだったのだと、僕は勝手に解釈する。
怒鳴りつけたい気持ちでいっぱいだっただろう。
選手と話す前に観客にコメントをしなきゃいけない状況で、心のうちをぐっとこらえ、「全て自分のせいだ」と謝罪した監督。
その後姿を見て、何も感じない選手はいなかったと信じたい。
今この瞬間からが本番に向けた本当のスタート、選手たちが試されるのだと僕は思う。
次のオーストラリア戦、選手の目の色が変わっていることを願う。
- 事務局に通報しました。
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