
スポーツインチキ事件簿!
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2012年12月19日 18:33 visibility1231
iPS細胞を使った治療を世界で初めて行ったと嘘をついたことで話題となった某医科学研究者が、今後タレントとして活動していくようですね。
あのインチキ発言は、世間を大きく騒がせましたが、スポーツ界だってインチキなできごとはたくさんあります。
今回は、スポーツで起こったインチキ事件を3つ紹介してみたいと思います。
<インチキ金メダリスト>
1904年のセントルイスオリンピックのマラソンに参加したアメリカのフレッド・ローツ選手は、暑さのせいで20キロ過ぎあたりで力つきてしまい、道端に倒れこんでしまいました。
その後、たまたま通りかかった車に乗せてもらいスタジアムに帰ろうとしたところ、途中で車がエンストしてしまい、スタジアムの近くで立ち往生してしまいました。
その間に体力を回復したローツは、再びマラソンを開始してゴールを目指し、なんと1位でゴールしてしまったのです。
しかしながらローツを車に乗せた男が事実を告発し、ローツの金メダルは剥奪されてしまいました。
<インチキゴールキーパー>
1990年のサッカー・ワールドカップイタリア大会出場をかけた南米大陸予選で、ブラジルとチリのどちらかがワールドカップに出場できるという状況で事件が起きました。
1989年9月3日にブラジルで行われたブラジル対チリ戦。
この試合でブラジルは引き分けでも本大会出場できるのですが、チリはブラジルに勝たなければいけない状況でした。
1-0とブラジルが勝っており、このままいけばチリはワールドカップに出場できないかもしれなくなった後半の25分、ブラジルの観客席から発炎筒が投げ込まれ、それがチリのゴールキーパーのロベルト・ロハスに激突したように見えました。
ロハスはグラウンドに倒れこみ、頭から血を流しており、担架で運ばれてしまいました。
こんな危険なところで試合はできないといってチリ代表は試合をボイコットし、この試合の無効を求めました。
ところが、事件が起こった数日後、実はスタンドに投げ込まれた発炎筒がロハスに当たっていないことが判明。ロハスの傷も、実は本人が隠し持っていたナイフで額を切るという、自作自演であったことが発覚しました。
この事件により、ロハスは永久追放を受け、チリ代表は次のワールドカップ予選に参加する権利を剥奪されてしまいました。
<インチキボクサー>
2001年7月2日、プロボクシングの東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチで、当時王者の佐竹政一が、シントン・ナノンタチャイと対戦して勝利。見事に防衛を達成したと思われました。
しかし、実は佐竹が対戦したのはシントンではなく、ピチャイ・ポーパニターという別人であることが判明しました。
タイの仲介業者がシナトン以外の別人を送り出したという、いわゆる替え玉だったわけですが、当時この試合のマッチメークを担当した人は、パスポートの確認などを怠ったとして、処分を受けてしまったようです。
なお、対戦相手は替え玉でしたが、この試合は正式なタイトルマッチとして認定されたたため、佐竹の勝利は公式に認められました。
<インチキは損をするだけ>
今回紹介した3つの事件をみてもわかるとおり、最終的にはインチキがばれて、失敗に終わるというのが世の常のようです。
スポーツも人生も、正直に生きるのが一番なのかもしれませんね。
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