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【スポーツコラム】僕はハートで教えるの!教え子を殴らずに世界王者を生み出した名トレーナー
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2013年01月17日 20:41 visibility359
つい最近、高校の運動部で顧問が生徒を殴ったことにより起こってしまった悲しい事件が、大きな話題となっています。
スポーツの指導者の中には、体罰は必要悪と考える人もおり、日本では伝統的に指導者の暴力が当たり前のように行われた時代がありました。
近年になって、このような習慣はだいぶ減ってきたようですが、未だに指導者の暴力がなくなっていないことに衝撃を感じた人も多いでしょう。
果たしてスポーツに置いて、体罰は必要悪なのでしょうか?
色々な意見があると思いますが、今回は決して選手を殴らずに、多くのボクサーを世界チャンピオンに導いた名トレーナーを紹介したいと思います。
その名トレーナーは、エディ・タウンゼントといいます。
タウンゼントは、ガッツ石松や井岡弘樹など、数多くのボクサーを世界チャンピオンへと育て上げた人ですが、彼が日本のジムに初めて見たときに驚いたのが、先輩達が後輩らを竹刀で叩いて指導する姿でした。
タウンゼントは真っ先にこの指導方法を廃止させ、「自分はハートで教えるの」といって、体罰による指導を完全になくしたそうです。
1988年にタウンゼントは亡くなったのですが、彼の偉業を称え、日本のボクシング界では、その年最も活躍したトレーナーに対して「エディ・タウ ンゼント賞」という賞を贈っています。
これほどの実績を残したトレーナーが、まず先に体罰を廃止したという事実をスポーツ界の人間はしっかりと考える必要があるのではないでしょうか?
先日起こった事件により、日本のスポーツ界がどのようになっていくかはわかりませんが、このような指導者が日本にもいたということを、ここでは明らかにしておきたいと思います。
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